研究課題/領域番号 |
22K00582
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02070:日本語学関連
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研究機関 | 福岡女学院大学 |
研究代表者 |
二階堂 整 福岡女学院大学, 人文学部, 教授 (60221470)
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研究分担者 |
乙武 北斗 福岡大学, 工学部, 助教 (20580179)
松田 謙次郎 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 教授 (40263636)
朝日 祥之 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 教授 (50392543)
高丸 圭一 宇都宮共和大学, シティライフ学部, 教授 (60383121)
川瀬 卓 白百合女子大学, 文学部, 准教授 (80634724)
田附 敏尚 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 准教授 (90645813)
門屋 飛央 福岡女学院大学, 人文学部, 准教授 (60805878)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 方言 / 地方議会 / 会議録 / 社会言語学 / 情報処理 / 言語研究 / 自然言語処理 |
研究開始時の研究の概要 |
2022年度、言語研究班は、議会の映像・音声資料収集を行い、研究を進める。情報処理班は、PDF会議録の活用・複雑な検索方法の構築を行う。 2023年度、言語研究班は、情報処理班の資料・システムを利用し、研究する。情報処理班はさらに作業を進める。二班の連携をとりながら、互いの研究を向上させる。 2024年度、言語研究班は各研究のまとめを図る。情報処理班は資料・構築システムの公開を進める。 各年度で、打合せや発表会・講演会を行い、最終年度で最終報告書をまとめる。
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研究実績の概要 |
2024年度は2つの科研の合同の研究発表会を行った。 初回は、10月7日(土)8日(日)、小樽商科大学で行なった。7日(土)は最初に、①「地方議会会議録と整文―助詞「を」の扱いをめぐって―」、次に②「都道府県議会会議録検索システム「ぎ~みる」へのXAIを用いた特徴表現可視化機能の試作」、最後に「今後の研究計画」の研究打ち合わせ会議を実施した。このうち、②は地方議会会議録を収集した「ぎ~みる」のデータを使って、機械学習させ、そこから有益な言語情報をえることができないかとの試みである。翌8日(日)は、最初に①「セミフォーマルとは何かー会議録資料を使ってー」、次に②「九州地方の会議録における形容詞カ語尾の使用について」があった。 1月20・21日(土・日)に、神戸松蔭女子学院大学にて、本年度2回目の研究打ち合わせ・研究発表会を実施した。20日土曜は3本の研究発表と研究打ち合わせ会議を行った。最初の発表は、①「名古屋市長のスタイル変異:演説・記者会見・会議録を用いた考察」、次に②「XAI技術を用いた国会会議録と地方議会会議録の比較に向けた予備分析」、さらに③「国会集団語: 内的発展段階と外的要因の検討」の3本である。このうち、②は、AIを利用して、国会と地方議会の言語の違いを会議録を題材にしての考察であった。最後に二階堂整 「研究計画打合せ」の議論を行った。翌21日・日曜は、2本の研究発表があった。最初に①「地方会議録で使用される形容詞カ語尾の傾向について」、次に⑤「会議録録画を利用した方言研究」である。⑤は、録画音声を利用し、特定の語の発音に地域差がないか、調査したものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度は、研究打ち合わせ・研究発表会を2回実施した。10月に小樽で、1月に神戸で開催することができた。そうした場でそれぞれの研究成果を披露することができ、それぞれの研究の進捗状況は把握することができたが、必ずしも参加者が全員集まり、全員発表することはかなわず、その点が気がかりな点として残った。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は最終年度に当たるため、成果のまとめに取り組む予定である。 少なくとも1回、できれば2回の研究打ち合わせ・研究発表会を行いたい。 それらを通じで、成果の取りまとめを行いたい。
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