研究課題/領域番号 |
22K00657
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
大津 友美 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 准教授 (20437073)
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研究分担者 |
服部 明子 三重大学, 教育学部, 准教授 (50609485)
工藤 嘉名子 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (80376813)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 異文化間コミュニケーション / 企業 / 架け橋人材 / 談話分析 / 教材開発 |
研究開始時の研究の概要 |
日本の大学等で学ぶ外国人留学生は、就職後、日本人従業員と外国人従業員、日本企業と外国企業等をつなぐ「架け橋人材」として海外顧客への営業や海外現地従業員の教育・管理といった役目を担うことが多いが、異なる文化的背景を持つ人々の間に入っての仲介活動は非常に難易度の高いタスクである。しかし、架け橋人材が行う仲介活動で、実際にどのようなコミュニケーションが行われているのかは十分に明らかにされていない。そこで本研究は、架け橋人材の仲介場面でのコミュニケーションの特徴を明らかにし、日本の大学等で学ぶ外国人留学生を対象とした、架け橋人材のための異文化間コミュニケーション教育の教材・研修の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
日本の大学等で学ぶ外国人留学生は、就職後、日本人従業員と外国人従業員、日本企業と外国企業等をつなぐ「架け橋人材」として海外顧客への営業や海外現地従業員の教育・管理といった役目を担うことが多いが、異なる文化的背景を持つ人々の間に入っての仲介活動は非常に難易度の高いタスクである。しかし、架け橋人材が行う仲介活動で、実際にどのようなコミュニケーションが行われているのかは十分に明らかにされていない。そこで本研究は、架け橋人材の仲介場面でのコミュニケーションの特徴を明らかにし、日本の大学等で学ぶ外国人留学生を対象とした、架け橋人材のための異文化間コミュニケーション教育の教材・研修の開発を目指す。 本研究の目的を果たすために、4つの調査と、それを踏まえた教材・研修の開発を行う。当初、国内の架け橋人材を対象として聞き取りを行う〈調査Ⅰ〉と海外の架け橋人材を対象として聞き取りを行う〈調査Ⅱ〉を予定していたが、計画を変更し、2022年度には日本での就職を予定している学生を対象として聞き取りを行い、2023年度には同じ学生にフォローアップの調査を行うことにより、就職後の意識の変化を明らかにすることとした。2022年度中に、日本の大学で学ぶ留学生5名、海外の大学で学ぶ留学生32名(タイ、ベトナム、マレーシア)に就職前の聞き取り調査を実施することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
〈調査Ⅰ〉と〈調査Ⅱ〉の内容を修正・拡大し、1年で実施する計画であったものを2022年度と2023年度の2年にわたる実施計画に変更した。変更後の計画通り、2022年度には就職前の学生を対象に聞き取り調査を行い、十分な量のデータを収集することができた。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は〈調査Ⅰ〉と〈調査Ⅱ〉だけでなく、〈調査Ⅲ〉と〈調査Ⅳ〉も進める必要がある。そのため、年度前半に〈調査Ⅰ〉と〈調査Ⅱ〉のデータ収集と分析を終わらせ、年度後半は〈調査Ⅲ〉と〈調査Ⅳ〉に注力できるようにする。
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