• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

日本語教育実習における実習生の変容の縦断的・多角的・総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K00659
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02090:日本語教育関連
研究機関早稲田大学 (2023)
一橋大学 (2022)

研究代表者

柳田 直美  早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 教授 (60635291)

研究分担者 太田 陽子  一橋大学, 森有礼高等教育国際流動化機構, 教授 (20373037)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード日本語教育 / 日本語教育実習 / 教員養成
研究開始時の研究の概要

本研究は,多文化共生社会を迎えるにあたって注目される日本語教育人材の育成という社会的課題を見据え,日本語教育を専攻する大学院生の教育実習を通した学びの実態の解明を目的とするものである。実習前・実習中・実習後の各段階における①意識の変容,②授業準備における着眼点の変容,③授業時のパフォーマンスの変容の各側面を明らかにするとともに,④それらの変容を総合的に分析し関連を明らかにする。これらを通じて「養成」の段階で習得できるものと,次の「初任」の段階で取り組むべきことといった教員養成・研修を考えるうえで必須の段階性を明らかにし,養成現場に向けた発信を行う。

研究実績の概要

本研究は,多文化共生社会を迎えるにあたって注目される日本語教育人材の育成という社会的課題を見据え,日本語教育を専攻する大学院生の教育実習を通した学びの実態の解明を目的とするものであり,実習前・実習中・実習後の各段階における①意識の変容,②授業準備における着眼点の変容,③授業時のパフォーマンスの変容の各側面を明らかにするとともに,④それらの変容を総合的に分析し関連を明らかにするという4つの研究課題を設定している。これらを通じて「養成」の段階で習得できるものと,次の「初任」の段階で取り組むべきことといった教員養成・研修を考えるうえで必須の段階性を明らかにし,養成現場に向けた発信を視野に入れ,研究を進めている。
2年目である令和5年度は,初年度である令和4年度に未整備であった研究課題①から③の分析の基礎資料の整備,研究課題③に関する分析と成果公開準備,研究課題①と②に関するデータ分析を行った。
まず,基礎資料の整備に関しては,初年度である令和4年度に未整備であった研究課題①について実習生の内省資料の補完,研究課題③について授業録画資料の文字化の精査・整備を行った。
次に,研究課題③に関する分析と成果公開準備については,2024年度日本語教育学会春季大会(於:オンライン開催)での共同発表「日本語教育実習における実習生の発話の変容―学習者に対するフィードバックに着目して―」(徐煉・張曦冉・栁田直美)のための分析と執筆を行った。研究課題①と②に関しては,令和6年度の成果公開を目指し,データ分析を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

令和4年度に整備できなかった基礎資料の整備については,令和5年度前半に終了することができた。研究代表者の所属機関の異動,研究課題①と研究課題②の研究協力者の博士論文執筆等の状況が重なり,研究課題①については令和4年度に発表した内容の論文化に至らず,研究課題②については分析作業を中心に行ったため成果公開には至らなかった。研究課題③に関しては順調に分析作業を進め,令和6年度の成果公開のめどが立った。全体的な進捗状況としては,当初予定よりも若干遅れている。

今後の研究の推進方策

令和6年度は研究課題①,②,③について,研究代表者・分担者・協力者で分担し,それぞれの分析を進める予定である。
具体的な計画は以下のとおりである。研究課題①については,令和4年度に発表した内容の論文化を目指す。研究課題②については,教案における実習生の着眼点の変容を縦断的に分析し,令和6年度後半の成果公開を目指す。研究課題③については,分析作業をさらに進め,実習生の言語行動,非言語行動,およびインターアクションの変容について,令和6年度後半の成果公開を目指す。研究課題①から③の成果公開準備を進め,研究課題④の分析を進める。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて 2024 2023 2022 その他

すべて 雑誌論文 (6件) (うちオープンアクセス 6件、 査読あり 3件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] 接触場面におけるコミュニケーション方略を母語話者はどのように学習するか―自治体における非母語話者窓口対応の縦断調査から2023

    • 著者名/発表者名
      栁田直美
    • 雑誌名

      待遇コミュニケーション研究

      巻: 20 ページ: 83-97

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 接触場面において接触経験の多い母語話者が語の修正を行う際にどのような意識が働くのか-会話相手の日本語レベル別比較-2023

    • 著者名/発表者名
      張瀟尹
    • 雑誌名

      異文化コミュニケーション

      巻: 26 ページ: 23-40

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 異なる知識・経験を持つメンバーによる3者間課題解決談話:「不同意表明後の議論」へのメンバーの参与に着目して2023

    • 著者名/発表者名
      張曦冉
    • 雑誌名

      一橋大学国際教育交流センター紀要

      巻: 5 ページ: 29-40

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本語教育実習に関する研究の動向と展望―2010年以前を中心に―2023

    • 著者名/発表者名
      栁田直美
    • 雑誌名

      一橋日本語教育研究

      巻: 11 ページ: 9-17

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 接触場面におけるコミュニケーション方略を母語話者はどのように学習するか―自治体における非母語話者窓口対応の縦断調査から―2023

    • 著者名/発表者名
      栁田直美
    • 雑誌名

      待遇コミュニケーション研究

      巻: 20 ページ: 83-97

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 課題達成のための継続的な話し合いの構造分析:日本語教員養成課程における授業準備の話し合いに着目して2022

    • 著者名/発表者名
      張曦冉
    • 雑誌名

      一橋日本語教育研究

      巻: 10 ページ: 55-70

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 日本語教育実習における実習生の発話の変容―学習者に対するフィードバックに着目して―2024

    • 著者名/発表者名
      徐煉・張曦冉・栁田直美
    • 学会等名
      2024年度日本語教育学会春季大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本語教育実習における実習生の言語観・言語教育観の変容過程―教育現場の多様性に対する姿勢に着目して2023

    • 著者名/発表者名
      栁田直美・太田陽子
    • 学会等名
      第25回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 日本語教育実習に関する研究の動向―2010年以降を中心に―2022

    • 著者名/発表者名
      三好優花・張瀟尹・張曦冉・徐煉
    • 学会等名
      日本語教育学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 接触場面のコミュニケーション方略を母語話者はどのように学習するか2022

    • 著者名/発表者名
      栁田直美
    • 学会等名
      待遇コミュニケーション学会2022年春季大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [備考] researchmap 栁田直美

    • URL

      https://researchmap.jp/naomiyanagida/

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書 2022 実施状況報告書
  • [備考] 早稲田大学大学院日本語教育研究科 栁田直美研究室

    • URL

      https://gsjal.jp/yanagida/

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書 2022 実施状況報告書
  • [備考] Naomi Yanagida's website

    • URL

      https://preview.studio.site/live/4yqBVY34qj

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi