研究課題/領域番号 |
22K00677
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
今西 利之 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (50332888)
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研究分担者 |
渡辺 史央 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (70340437)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 外国人家事支援人材 / 日本語教育 / 専門日本語教育 / 日本語教育カリキュラムの策定 / 日本語教育プログラムの開発 / 日本語教育教材の開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、政府が進める「特区における家事支援人材の受入れ」に資するため、外国人家事支援人材への効果的な日本語学習支援を目指し、家事支援業務の遂行に必要な日本語能力を明らかにした上で、効果的かつ持続可能な日本語学習プログラムを構築する。具体的には、同人材に対する就業前研修や業務遂行状況、適合事業者や顧客からの同人材への評価についての調査を行いながら、就業前研修における日本語教育カリキュラムの策定と教材・教具等の開発、就業後研修や自律的学習のための日本語学習プログラムの策定と教材等の開発、及びそれらを統合した効果的かつ持続的な日本語学習支援のモデルの提示を行う。
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研究実績の概要 |
政府が進める「特区における家事支援人材の受入れ」に資するため、外国人家事支援人材への効果的、かつ持続可能な日外国人家事支援人材に対する日本語教育支援プログラムの開発に向けて、その前提として、渡日前、及び渡日後のそれぞれの段階での就業前研修の実態調査(研修の具体的な時間数や内容、体制等)を行い、適合事業者や外国人家事支援人材自身に過度の負担とならない現実的な日本語教育を実施するための基礎資料を作成した。 また、これまでの一連の研究において提示してきた「外国人家事支援人材に対する日本語教育シラバス」及び「外国人家事支援人材への日本語学習支援のためのニーズ調査」、さらには、渡日前研修に関する現地調査等をもとに、就業前研修の中で行う日本語教育カリキュラムの策定や就業前研修で使用することを想定した日本語教育用の教材・教具等(Web上に公開する動画等も含む)の開発のための各種資料や素材を収集した。 さらに、Web上での教材公開を念頭に、オンライン上で公開されているさまざまな語学教育・学習用コンテンツの閲覧を引き続き行い、教材作成者、教材利用者の双方にとって使用が容易であり、かつ学習効果の高く継続的に使用できるプラットホームの選定と、オンライン教材を作成するために必要となる技術の習得に努めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍が終息し、外国人家事支援人材の入国が再開さ、海外渡航等も可能となったが、コロナ禍による特例で研究期間を延長していた別の研究課題が最終年度を迎え、そちらに注力していたことなどにより、一定の進展はみられたものの、当初策定した計画での予定を取り戻すには至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
外国人家事支援人材の受け入れ企業での対面調査及び、別の研究課題で行った渡日前研修に関する現地調査の結果等を踏まえたうえで、これまでに得られたデータや文字資料、教材用の素材等を基にしつつ、就業前研修の中で行う日本語教育カリキュラムの策定や就業前研修で使用することを想定した日本語教育用の教材・教具等(Web上に公開する動画等も含む)の開発を加速させる予定である。
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