研究課題/領域番号 |
22K00707
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
渡部 孝子 群馬大学, 共同教育学部, 教授 (90302447)
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研究分担者 |
郡司 明子 群馬大学, 共同教育学部, 教授 (00610651)
紺谷 正樹 群馬大学, 共同教育学部, 講師 (50912747)
齋江 貴志 群馬大学, 共同教育学部, 教授 (80375526)
HOOGENBOOM RAY 群馬大学, 大学教育・学生支援機構, 准教授 (80436295)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 付加言語としての日本語 / 小学校英語 / 読み聞かせ教材 / 外国とつながる児童 / 読み聞かせ / 学習教材 / 日本語 / 英語 / 動画 / CLIL |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、小学生の言語学習のためにContent and Language Integrated Learningの理念に基づく、読み聞かせのストーリーを作成し、日本語と英語の学びに活かすための教材開発を目指すものである。 日本語・英語初級から初中級レベルの読み聞かせストーリーと絵の制作を20作品、及びストーリーごとに学習項目リスト、学習を確認する練習問題を作成する。また、その絵本の読み聞かせ及び指導場面を想定した動画教材を制作する。 完成後は読み聞かせの動画を発信し、児童及び保護者から質問やフィードバックが得られるようなシステムを構築し、教材作成者と活用者の双方向型での学びを創造する。
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研究実績の概要 |
2023年度は,教材作成に必要な言語使用調査(小学生200名、教員19名へのアンケート調査及び授業分析)を実施し、日本語ジェンダー学会(愛知教育大学 7月)において「小学校における呼称の使用」というテーマで発表した。 さらに、研究分担者と3名が他団体が制作し、公開している既存の動画教材について、齋江が画・デザインの視点から、紺谷が動画教材制作の視点から,分析を試み、渡部が本プロジェクトにおける動画制作にむけて課題をまとめた。そしてそれを「外国につながる児童の日本語学習のための動画教材の分析と考察ー教材制作に向けてー」を『群馬大学教科教育学研究』(2024年3月)第23号、37-46.において発表した。 そして、上記の調査・分析結果からこれまで行ってきたJPEGやPNG形式でのラスター画像による作画データを、ベクター画像へと変更することとした。理由は、コピー・ペーストによる作画作業の軽減、色や線の変更・修正の容易さ、また、なによりデータ量の抑制とそれに伴う機器への負担軽減につながると考えたことによる。計4作品のストーリーの動画コンテンツの素材となる作画作業が開始された。各内容についてセンテンスや画との対応、PowerPointでの構成あるいはアニメーション等の効果を考えて、絵コンテの制作を行なった。そして、3作品については研究補助者3名にそれぞれ1作品を振り分けて作画を依頼し、残り1作品については齋江が作画することとした。登場人物等の動きを与える主たるオブジェクトについては、アプリケーション“Curve“を使用したベクター画像(SVG形式)の作画を前年度購入のタブレット端末で行った。動かすオブジェクト以外の背景は、PowerPointの図形描画機能と一部にはラスター画像を使用することとした。そして3月末に4作品は作画を終えた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度は,教材作成に関連した言語使用調査(小学生200名、教員19名へのアンケート調査及び授業分析)を研究協力者とともに実施した。そして、日本語ジェンダー学会において「小学校における呼称の使用」というテーマで発表を行い、参加者からの貴重な意見を収集することができた。さらに、研究分担者と3名が「外国につながる児童の日本語学習のための動画教材の分析と考察ー教材制作に向けてー」を『群馬大学教科教育学研究』第23号、37-46.において発表した。本稿では、画教材の画の視点、動画制作の視点(字幕機能、テスト機能)から教材制作に向けて、公開されている既存の教材を分析している。動画の制作に関しては、当初予定していた作品より少ない4つの作品を完成させたが、動画制作の手法を本研究以前に用いていたものより高度な技術を用いたため動画の質としては高いものが出来上がっている。これらの状況より、研究はおおむね順調に進展していると考える。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は異文化間教育学会(6月)や小学校英語教育学会(7月)に参加し、最新の研究から情報を収集する。 また、研究代表者の渡部を中心に、2024年度は、動画制作に関わる言語使用について実施した調査から得られたデータをジェンダーという視点からまとめ、日本語ジェンダー学会に論文として投稿する(9月)。 教材制作に関しては、齋江は新たに4作品の制作に取り組む。渡部と紺谷は2023年度に完成した動画を教材化するための編集や4作品の副教材や解説を作成する。そして、研究協力校において、動画教材を活用した反転授業の可能性を探るためのアクション・リサーチを行う(1月)。 2025年度には、さらに4作品の制作を試みる。そして、2026年度にはこれまでの研究成果について、社会に研究成果を発信していく。
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