研究課題/領域番号 |
22K00724
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
小島 直子 立命館大学, 政策科学部, 准教授 (80624890)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | EMI / 学習者心理 / 質問紙調査 / 留学生 / 第2言語習得 / 第3言語習得 / 英語学位プログラム / 量的調査 |
研究開始時の研究の概要 |
非英語圏における英語学位プログラム(English-taught program, ETP)は留学生の獲得により高等教育の国際化推進に貢献することが期待され、国際的にも注目を集めている。しかし十分な研究の蓄積が無く今後の方向性も明確でない。そこで本研究は、外国語教育学の視点からETPの現状と問題点を明確化する調査方法を確立するために、1)第一言語や文化的背景が多様な学生を対象とした質問紙を開発する手順の確立、2)多様な学生を対象とした実証研究の文献研究、3)多様な学生を抱えるETPに適した質問紙の開発、そして4)3)で開発した質問紙の試行を通して汎用的な質問紙の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は非英語圏における英語学位プログラム(English-taught program, ETP)の役割を外国語教育学の視点から明らかにするための質問紙の開発を目的としている。 2022年度は①質問紙開発手順の明確化及び②多様な学生を対象とした文献研究を行った。文献研究を進めるうち、当該分野において多様な母語を持つ調査協力者を対象とした質問紙調査が非常に少ないこと、多くの多様な母語を持つ学生を対象にした質問紙も同一の母語を持つ学生を対象とした質問紙も同様の項目を使用していることが分かった。そのため、文献研究に加え、留学生を対象とした質問紙調査を行っている研究者からも意見を伺うことにした。そして、彼らも留学生を一括りする手法には疑問を持っているものの、母語や文化的背景に関わらず同じ質問項目を使用して調査を行っていることが分かった。 そのため、既存の質問項目を使いながら調査を積み重ねることで、その信頼性と妥当性を検証し、ETPの現状と問題点を明らかにする質問紙を開発していくこととした。質問紙調査では量的データのみならずインタビューやモティベーショングラフなどを用いて質的データも収集することとした。具体的には2021年4月に行った面接調査の結果をもとに質問項目を選定し、まずは、7月に本研究者が所属するETPにおける質問紙調査(n=66)と面接調査(n=8)を実施した。8月からデータ分析を開始し現在は得られた結果をもとに論文を執筆中である。以上の経緯から、当初の予定より質的データがより重要になり、データ全体に対して占める割合が増えることとなった。そのため、質的調査の経験が豊富な近畿大学の福井春菜氏から助言を仰ぎ、現在共同で論文を執筆を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究実績の概要で述べたように質問紙の開発に関しては研究方法を変更せざるを得なかったものの、データは問題なく収集できている。多様な学生を対象とした文献研究については予想以上に少なかった。今後、調査を進める中で質問紙の妥当性を継続して検証していく。
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今後の研究の推進方策 |
23年度は①質問紙で使用する理論的フレームワークの選定、鍵となる要因及び質問紙の項目を整理し、国内外の研究者からフィードバックを得た上で②研究者が所属する英語学位プログラムにおけるパイロット・テスト(試行)を予定していた。①に関しては22年度に収集した質・量的データの分析結果を国内外の研究者と共有している。本調査については論文を近畿大学の福井紙と執筆し、現在投稿準備を進めている。②に関しては既に研究者が所属する英語学位プログラムでデータを収集したため、2023年度の10月以降にスペインComplutense University of Madridにてreplication study (追試)を行う予定である。22年度秋以降継続して先方とオンラインでのミーティングを重ねており実施に何ら問題はない。
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