研究課題/領域番号 |
22K00775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
山田 茂 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (60298130)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2026年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 和英辞典 / 発信型辞書 / 日本語 / 英語 / 発信 |
研究開始時の研究の概要 |
日本人の英語による発信の必要がこれまでになく高まっているが、従来の和英辞典はそのニーズにこたえきれていない。本研究では、これまでの和英辞典の概念を根本的に見直し、真の意味で日本人の英語での発信をサポートする、基礎和英辞典の枠組みを提示する。基礎データには、K Dictionariesの『日本語コア辞典』、『英語コア辞典』、それぞれの辞書の英語、日本語対訳版を使う。『英語コア辞典』は英語話者の発想から編まれたものだが、それを精査し、従来の「和英辞典」が拾い切れなかった情報も盛り込む。見出し語には有用であれば、カタカナ語なども柔軟に取り得れ、対応する英語表現は日本人が瞬時に使えるようなものを選ぶ。
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研究実績の概要 |
2023年6月22~24日にソウルで行われたThe 16th Conference of the Asian Association for Lexicographyで、"Ideal Japanese-English dictionaries in the Digital Era"という口頭発表を行った。和英辞典編集の歴史を振り返り、『和英コア学習辞典』の中核をなす概念(基礎データ、準見出し語の立て方、応用の利くパターンの提示)に関して発表した。本辞書編集にも有用になるであろうツール、日本語と英語のパラレルコーパス、Parallel Link (NISHINA, Y., & AKASEGAWA, S.2022)にも言及した。 具体的な辞書の編集に関してだが、英語に関してはCEFRに基づくプロファイラー等、単語の重要度を自動的に示してくれるツールがある一方、日本語にはそれに該当するものがない。当初、基礎データ、K Dictionariesの『日本語コア辞典』の英訳版からかなりの情報を削減することを計画していた。しかし、情報量は多いに越したことはなく、情報の削減は後でもできるので、情報の追加、削減を行いつつ、この基礎データの英語部分の単語をOxford Text CheckerによりCEFRのA1からC1に識別可能にした資料を使い、類義語の統合、見出し語の階層可等のエントリーの合理化を優先し進めて行くことにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
英語に関してはCEFRに基づくプロファイラー等、単語の重要度を自動的に示してく れるツールがあるが、日本語にはそれに該当するものがない。 エントリーを合理化(類義語の統合、見出し語の階層可など)する際、概念別にまとめるか、品詞別にまとめるか等の判断に時間がかかる。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、情報の追加、削減を行いつつ、基礎データ(K Dictionariesの『日本語コア辞典』の英訳版)の英語部分の単語をOxford Text CheckerによりCEFRのA1からC1に識別可能にした資料を使い、類義語の統合、見出し語の階層可等のエントリーの合理化を優先し進めて行く。
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