研究課題/領域番号 |
22K00790
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
林 裕子 佐賀大学, 教育学部, 准教授 (10649156)
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研究分担者 |
近藤 悠介 早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 准教授 (80409739)
石井 雄隆 千葉大学, 教育学部, 准教授 (90756545)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 発話自動採点システム / スピーキング / 談話完成タスク / 自動採点 |
研究開始時の研究の概要 |
外国語(英語)教育における話す能力の直接評価は人的、時間的コストの面で実施可能性が低く、高大接続の改善を阻む壁となっている。本研究は、言語テスティングや情報工学の知見を活かした談話完成タスクを作成し、高校生と大学生の話す能力を推定する英語発話自動採点システムの構築と実用化に取り組む。実用化した自動採点システムは高校と大学の両方の授業で使用し、高大接続の改善に向けた外国語教育への導入を提案する。
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研究実績の概要 |
本年度は,研究協力者との合同会議、システムの修正データ収集,採点基準の精査,採点・文字起こし作業に取り組んだ。 昨年度の実証実験の際に発生した自動採点のエラーに対応すべく、プログラミングの修正を行い、改良後のシステムの動作具合を確認すべく、前期に約120名の大学生を対象に,スピーキングテスト(談話完成タスク)を実施した。そのデータを用いて,研究協力者2名と会議・ワークショップを開き,採点基準の精査並びにデータ分析や音声データ処理等の一連の作業の確認を行った。データ分析の結果、システムは正常に改良されていることが確認されたため、次年度において分岐型の問題を取り入れたタスクを実施することで合意した。本来であれば、今年度中に、分岐型のタスクを用いた実証実験まで行う予定であったが、研究代表者が後期で産休に入ったため、進行に遅延が生じている。来年度に遅れを取り戻せるよう作業計画を立て、遂行する必要がある。 加えて、前期中に、国際誌に投稿していた論文が刊行されたことを受け、次の論文執筆に向けた打ち合わせも行い、次年度に本格的に執筆を進める予定である。また、国際学会でも発表を行い、成果発信に精力的に取り組む所存である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者が後期で産休を取得したため、進行に若干の遅延が生じている。
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今後の研究の推進方策 |
これまでに作成した発話タスクに加え、分岐型の質問を取り入れたタスクを作成し、実証実験ならびにシステムの実装に取り組む。本年度の実証実験において、受験者から観点別フィードバックが欲しいとの声が複数寄せられたことを受け、評価基準の精査にも取り組む予定である。並行して、論文執筆並びに学会発表を行い、成果発信に精力的に取り組む。
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