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Society 5.0 時代の海外小学校オンライン英語教育実習

研究課題

研究課題/領域番号 22K00800
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関法政大学

研究代表者

小堀 真知子  法政大学, グローバル教養学部, 准教授 (40524062)

研究分担者 執行 智子  白梅学園大学, 子ども学部, 准教授 (10789697)
カレイラ松崎 順子  東京経済大学, 全学共通教育センター, 教授 (40454186)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードSociety 5.0 / オンライン英語教育実習 / 外国語(英語)指導者育成 / 実践的指導力育成 / ICT活用 / 国際連携 / 外国語(英語)指導者養成 / 実践的指導力 / 教育実習 / 教育のデジタル化
研究開始時の研究の概要

Society 5.0 時代の到来に際し、児童・生徒英語学習者に求められる資質・能力向上には、英語指導者養成の課題である実践的指導力育成が非常に重要であるが、依然としてその育成方法改善に関しては不透明である。
本研究では、新たな英語教育実習制度の開発に着目し、初等・中等全段階に対応できる実践的指導力を備えた英語指導者養成のための、オンラインを活用した海外小学校との英語教育実習を提唱し、その実証および有効性の検証を研究課題とする。
この「海外小学校オンライン英語教育実習」により、児童・生徒の国際社会を自由自在に生きるちからを育む重要な役割を担う指導者育成に対する社会の要請にも貢献できると考える。

研究実績の概要

本報告書は、Society 5.0時代に対応する英語教育実習制度開発を目指す3年間の研究計画2年目を報告する。2年目は海外共同研究機関および海外小学校と打合わせを行い、同小学校でのオンライン英語学習指導を開始している。具体的には、台湾の高等・初等教育機関と連携し、オンライン英語学習指導の実施や実践的指導力育成効果検証に焦点を当てた調査・研究活動を進めている。特に、事前現地調査として研究代表者と共同研究者1名が訪台後、現地の共同研究機関である高等教育機関にて台湾研究協力者との本研究実施要項の確認を行った。また、同研究機関にてJapan-Taiwan International Exchange Programme: Workshop of English teaching (日台國際交流活動: 英語教學工作坊)として、教員、学生を対象としたワークショップを開催した。さらに、指導実施校である現地研究協力校の小学校2校を訪問し、各校の校長および教務主任、英語科担当教員等との指導計画に関する打合せを行い、各校の英語教育実践に関する補足調査を実施した。
関連して、初年度に事前調査として実施した国内公立小学校におけるオンライン英語学習指導に関しては、その実証の有効性検証段階に移行するとともに密接に関連した指導法・教材等の調査・研究も含め、国内外での学会発表を通じてその成果・課題の議論を深めることができた。また、これらの活動を通して研究計画改善や実習プログラム充実を図るとともに関連した研究分野の他研究者や教育関係者との交流も促進された。
2年目の成果をもとに、継続して今年度も台湾の各共同研究機関と連携しオンライン英語学習指導の実施や実践的指導力育成効果検証に焦点を当てた取り組みを継続している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本報告書では、Society 5.0時代に対応する英語教育実習制度開発を目指す3年間の研究計画に基づき、研究活動2年目の進捗状況が説明されている。初年度の事前準備を踏まえて台湾研究協力校でのオンライン英語学習指導実施に関する調査・研究活動の取り組みを進めた。これらの取り組みを通じて、2年目の研究計画は、今年度の事後調査・研究活動への取り組みに向けて活動内容そのものは概ね十分に遂行されているが、主にコロナ対応に加え国内と台湾での異なる新年度および各学期開始時期に関連して、初年度予定されていた現地での打ち合わせ時期が2年目に後ろ倒しとなったことにより、関連して各研究協力校との指導期間および指導可能時間帯の調整等の体制作りの時間確保の進捗状況にやや遅れが出ている。具体的には、現地台湾研究協力諸機関への訪問から指導実施小学校各校での本研究課題における十分な調査・研究のための期間を考慮し2年目年度末から今年度(3年目)にかけてもオンライン学習指導を継続している。

今後の研究の推進方策

本研究の今後の研究推進方策では、国内での事前調査・研究活動、2年目の調査・研究活動としての台湾でのオンライン英語学習指導実践をふまえ、再度国内における事後調査・研究活動にも焦点をあてオンライン英語教育実習の実証・検証を行いながら実証記録を総データ化し分析を行った結果を2年目同様継続して学会発表・論文発表で共有する。本研究課題の総括としては、外国語(英語)教育改革を通した国際協力の促進も視野に、継続したオンライン英語教育実習の普及や発展に向けた取り組みの重要性を提唱することを念頭に、研究成果の拡大・深化に取り組む予定である。さらに、最終報告書等の執筆・印刷・製本、研究成果の幅広い発信等を通じて本オンライン英語学習指導プログラムおよび英語教育実習の効果的な手法を検証し実践的指導力養成および児童・生徒英語学習者の資質・能力向上に寄与する外国語(英語)教育発展に取り組む予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2023 2022 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [国際共同研究] Shih-Chien University (實踐大學)/Ku Shan Elementary School(鼓山国民小学校)/Shi chou Elementary School(渓洲国民小学校)(その他の国・地域:台湾)

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 活動動画教材を用いた英語学習 -サッカー競技を通したCLIL指導実践-2023

    • 著者名/発表者名
      小堀 真知子、松原 良香、常盤 祐司
    • 雑誌名

      映像情報メディア学会技術報告

      巻: vol. 47, no. 38 ページ: 33-36

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 指導者養成段階におけるオンライン英語授業実践 ―Society 5.0時代の外国語教師認知について―2023

    • 著者名/発表者名
      小堀 真知子
    • 学会等名
      語学教育研究所2023年度研究大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] Motivation to learn English: A study of Japanese undergraduate footballers in CLIL education2023

    • 著者名/発表者名
      KOBORI, Machiko, MATSUBARA, Yoshika and TAKAHASHI, Hideto
    • 学会等名
      The 17th Annual EAPRIL Conference (European Association for Practitioner Research on Improving Learning)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 活動動画教材を用いた英語学習 -サッカー競技を通したCLIL指導実践-2023

    • 著者名/発表者名
      小堀 真知子、松原 良香、常盤 祐司
    • 学会等名
      映像情報メディア学会メディア工学研究会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] オンライン英語学習指導における振り返りについて:大学生指導者の視点から2022

    • 著者名/発表者名
      小堀 真知子
    • 学会等名
      第5回日本応用言語学会学術交流集会 (The Japan Association of Applied Linguistics in JACET 2022)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] オンラインによる外国語(英語)指導者養成について-大学生実習者の指導実践に基づく考察-2022

    • 著者名/発表者名
      小堀 真知子
    • 学会等名
      語学教育研究所 2022 年度研究大会 (The Institute for Reseqarch in Language Teaching 2022)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 英語教育実習の改善・開発について― オンライン教育実習指導実践に基づく考察 ―2022

    • 著者名/発表者名
      小堀 真知子、カレイラ松崎 順子、執行 智子
    • 学会等名
      第22回小学校英語教育学会 (The Japan Association of English Teaching in Elementary Schools 2022)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [備考] Kobori seminar 2023

    • URL

      https://www.koboriseminar.com/

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会・シンポジウム開催] Japan-Taiwan International Exchange Programme: Workshop of English teaching (日台國際交流活動: 英語教學工作坊)2023

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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