研究課題/領域番号 |
22K00830
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
横山 友里 中京大学, グローバル教育センター, 外国語嘱託講師 (80778944)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | タスクを基盤とした指導法 / スペイン語 / TBLT |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では言語資源を豊富に持たない学習者にも適用可能とされる、インプット・タスク(インプットされたり聞いたり読んだりした情報で何らかの成果を生み出す指導法)を中心とした指導法がスペイン語初学者にもたらす効果、またタスクを行う際の心情を明らかにしようとしている。具体的な研究課題は次のとおりである。(1)スペイン語におけるインプット・タスクを中心とした教材開発(2)初学者に対してインプット・タスクは有効なのかどうかの検証(3)学習者の心理面はどのような軌跡をたどるか。また英語教育においてインプット・タスクとして紹介されているタスクを集め、それらのスペイン語教育への効果についても包括的に議論する。
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研究実績の概要 |
当該年度は、前年度に引き続き、様々な文献や、スペイン語、英語両言語の教科書に掲載されているタスクを基盤としたアクティビティを収集した。また、それらをどのように初修スペイン語の授業に活用できるか、またタスクを基盤とした指導法におけるインプットタスクへどのように応用できるかを考察した。加えて、タスクを基盤とした指導法の教科書のスペイン語版を作成するための教材の素材収集にも取り組んだ。 また、タスクを基盤とした指導法において学習者の感情や情意面がどのような軌跡をたどるかという点について、タスクを基盤とした指導法を受けた学生へのインタビュー調査を行った。また、スペイン語だけでなく、英語についても、タスクを基盤とした指導法を受けた学習者の感情や情意面が、どのように変化したのかを明らかにすることを目的として行ったこれまでのインタビュー結果について、それぞれの学習の軌跡や感情・情意面の変化を考察した。 その結果、以下の点が明らかになった。スペイン語と英語を比較すると、学習者のモチベーションや学習意欲、感情や情意面の違いだけでなく、異なる学習の軌跡が存在すること、授業内での相互交流は、学習者のモチベーションや学習意欲を強化する可能性が高く、モチベーションや学習意欲が著しく低下している場合でも有効であること、英語学習者と比較して、スペイン語学習者では、異なる様々な学習者のタイプが存在する可能性があること、相互交流がうまく機能しない場合は、コミュニケーション上のストラテジーを学習者に教えることが有効であることなどである。 これらの結果については、国際学会にて発表を行い、内容を論文にまとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
分析範囲を広げて英語も対象としたため、研究の理論的基盤と実際のインタビュー結果の分析をどのように生かして教材を作成するかの研究が遅れている。総合的な教材作成のため、より詳細な分析、考察を今後行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
インタビューを実施し、スペイン語におけるタスクを基盤とした指導法の授業の参加者の感情・情意面の変化を質的に分析する。加えて、教材開発のための準備を進める。
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