研究課題/領域番号 |
22K00960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
原田 昌博 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (60320032)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | ワイマル共和国 / 右翼労働運動 / ナチズム / ナチズム運動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ワイマル共和国期のドイツ(1918年~1933年)で右翼・保守的な政党や政治運動が労働組合的組織を設立し、労働者の獲得を目指していた点に着目し、右翼陣営内の労働(組合)運動の実態を分析する。こうした右翼陣営内で類型化される労働組合的組織を「右翼労働運動」という包括的な概念のもとで捉え、左翼労働運動に対抗した潮流として位置づけ、「ナチズムを支持した労働者」を明らかにする手掛かりにしていく。
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研究実績の概要 |
本研究は、ワイマル共和国期のドイツ(1918年~1933年)で右翼・保守的な政党や政治運動が労働組合的組織を設立し、労働者の獲得を目指していた点に着目し、右翼陣営内の労働(組合)運動の実態を分析することを目的とする。 研究に当たっては、右翼側の政治的な立場を類型化し、それぞれの具体的な労働者組織を取り上げて、その組織的特徴や活動実態を文書館に保管されている第一次史料に基づいて実証的に検討した上で、こうした右翼労働者組織に集まった労働者の特徴、さらにそれら諸組織とナチズム運動との接点を可能な限り明らかにしていく。本研究は、こうした右翼陣営内で類型化される労働組合的組織を「右翼労働運動」という包括的な概念のもとで捉え、左翼労働運動に対抗した潮流として位置づけるとともに、「ナチズムを支持した労働者」を明らかにする手掛かりにしたいと考えている。 本研究の遂行に必要な第一次史料の調査・収集は2023年度より行う予定であるため、2022年度は研究課題に関する研究文献の調査・収集を重点的に行った。とりわけ、ドイツ国家国民党(DNVP)の労働者政策に関する文献を中心に収集し、その分析を行っているところである。このテーマに関する研究はそれほど多くないが、おおむね順調に収集することができた。なお、日本で入手不可の文献に関しては渡独の際に入手を試みたいと考えている。 研究成果に関しては、ドイツでの史料調査を踏まえて、2023年度以降に適宜発表していきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ドイツでの実地調査をまだ実施していないため、2022年度は研究文献の調査・収集にとどまった。引き続き、文献収集を行うとともに、可能であれば、夏季に渡独して文書館等で史料調査・収集を行いたい。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度には夏季に渡独し、ドイツ連邦文書館やプロイセン枢密文書館を中心に一次史料の調査と収集を行う。同時に、国立図書館での文献調査を実施して、研究課題に関する文献の整備も引き続き行っていく。
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