研究課題/領域番号 |
22K00995
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 公益財団法人元興寺文化財研究所 |
研究代表者 |
初村 武寛 公益財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (80634279)
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研究分担者 |
稲田 宇大 (金宇大) 滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (20748058)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 図化困難資料 / 3Dスキャン / 甲冑 / 資料化 / 古墳時代 / 副葬品 / 3D / 考古学 |
研究開始時の研究の概要 |
図化が困難な資料の選定を行い、3Dスキャナを活用しながらその図化・資料化をすすめる。 考古資料においては重要な資料ではあるが、資料化が難しいために研究対象から外れているものも多々存在する。そういった資料を可能な限り資料化することにより、研究基盤の強化と情報の共有を図るとともに、方法論の確立を目指す。
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研究実績の概要 |
令和5年度の研究においては、各地での資料調査を実施し、その際に3Dスキャンを実施することにより、1回の調査で多くの情報を得るための方法を検討した。 従来であれば資料化に多くの時間を要するものについても、3Dスキャンを活用することにより円滑に作業が進められるようになってきており、構造の複雑な資料の図化・方法は固まりつつある状況である。 本研究の課題であるデータの取得・編集・出力という3つの柱のうち、前2者については概ね円滑に進められている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
資料の3Dスキャンとデータ編集については概ね順調に進んでいるが、図示する媒体として刊行する際には3Dの情報を2Dとする必要がある。 これに加え、調査の対象としているものが主に錆びた鉄製品であることから、図示する際には錆で膨れた形状の中から本来の資料の形状を認識し線画として起こしていく必要がある。
この部分においては報告書の刊行を見据えて早目に作業を進めておく必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
過去2年度の調査でデータの蓄積と編集手順については概ね順調に進んでいると言える。 今年度においては蓄積したデータの図示する作業を進めつつ、3Dデータならではの活用方法を報告書の体裁にまとめていく予定である。
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