研究課題/領域番号 |
22K01027
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03070:博物館学関連
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研究機関 | 九州歴史資料館 |
研究代表者 |
進村 真之 九州歴史資料館, 埋蔵文化財調査室, 研究員(移行) (90592709)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 考古学 / 博物館学 / 大宰府 / 文様瓦 / 三次元データベース |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、一般の博物館や資料館でも導入可能な三次元データ取得の手法の開発を行う。また、大宰府史跡出土瓦の文様瓦・文字瓦の三次元データベース化を行い、三次元データによる「カルテ」の作成を行う。 合わせて、三次元データを活用したわかりやすい展示公開、研究成果報告書を作成する。
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研究実績の概要 |
令和4年度は、本研究の初年度であり、研究のために必要なパソコンやカメラなどの機材の準備・調整及び基礎研究のための期間とした。研究に必要な物品等を購入し、取得した三次元データの整え方や断面図作成などの加工方法の習得に努めた。 研究の対象となる大宰府史跡出土品に関しては軒丸瓦、軒平瓦、文字が刻印された瓦などの瓦類を中心に継続して、写真データの取得に努め、専用ソフトによる三次元化の作業を行った。また、大野城跡の門礎など、大宰府史跡出土品以外の大宰府史跡に関連するものに関しても、写真データも取得も行い、三次元化を進めた。具体的な作業としては、一つの対象物に対して、あらゆる角度から50枚程度の写真を撮影を行う。その際に写っていない部分があれば、そこが三次元データ上の穴になってしまうため、対象物をまんべんなく撮影する必要がある。撮影したデータはAGISOFT社製のMetaShapeを用いて、三次元化を行っている。この場合に写真の撮影および、撮影データを解析する際に長時間を必要とする点が課題となった。そのため、Apple社製のiPadに搭載されているLiDAR機能を用いての三次元データ取得も並行して試行しているところである。この方法が軌道に乗れば、三次元化データを写真撮影による方法よりも、かなり短時間で得ることが可能となる。なお、三次元化ソフトや点群データ加工ソフトなど使用方法がかなり煩雑であるため、専門家にアドバイスを受けながら、加工技術の向上に励んだ。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通り、順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画通り、研究を推進していく。
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