研究課題/領域番号 |
22K01131
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分05020:公法学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
西村 淑子 群馬大学, 情報学部, 教授 (80323327)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | ハンセン病 / 優生保護法 / 旧優生保護法 |
研究開始時の研究の概要 |
1948(昭和23)年に公布・施行された旧優生保護法は、優生上の見地から不良な子孫の出生を防止することを目的とする優生手術及び人工妊娠中絶について定めている。本研究では、旧優生保護法3条1項3号「本人又は配偶者が癩疾患に罹っているもの」に基づき優生手術を受けた女性、及び同法14条1項3号「本人又は配偶者が癩疾患に罹り、且つ子孫にこれが伝染する虞があるもの」に基づき人工妊娠中絶の手術を受けた者について、その被害の構造を明らかにすることである。また、同法14条1項3号の違憲性を検証し、同法14条1項3号に基づく人工妊娠中絶を受けた者に対する補償のあり方を考察する。
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研究実績の概要 |
1949(昭和24)年から1996(平成8)年までの旧優生保護法に基づく優生手術及び人工妊娠中絶に関するデータ(年別、都道府県別、理由別、男女別、年齢階層別)、同期間の群馬県における優生手術及び人工妊娠中絶に関するデータ(年別、理由別、男女別)、「ハンセン病問題に関する被害実態調査報告書」(2005年 ハンセン病問題に関する検証会)、その他ハンセン病患者及びその配偶者に対して行われた優生手術及び人工妊娠中絶に関する文献を収集し、考察した。 また、旧優生保護法に基づく優生手術に対する国家賠償請求訴訟では、旧優生保護法を違憲とする判決が相次いて出されており、これらの判決内容についても考察した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までのところ、データや文献の収集とこれらの検証は、おおむね計画通り進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
2020年から衆参両議院の厚生労働委員会が旧優生保護法の立法過程や被害の実態を調査しており、この調査結果を検証する予定である。
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