• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

クリエイターへの正当な対価還元とオンラインプラットフォームの役割に関する比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K01287
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分05070:新領域法学関連
研究機関獨協大学

研究代表者

張 睿暎  獨協大学, 法学部, 教授 (80434231)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードプラットフォーム / 情報透明性 / 著作権 / クリエーター / 正当な対価
研究開始時の研究の概要

「使用料の徴収と配分の正確性と効率性」を果たすためには、著作権集中管理団体のほか、コンテンツ流通の関係者らが有する全ての著作権関連情報の透明性(transparency)が必要である。多くのコンテンツがオンラインプラットフォーム(online platform)で流通されているという現状で、プラットフォームの積極的な役割なしでは適切な対価還元は不可能である。本研究は、欧米のオンラインプラットフォーム規制を検討し、クリエイターへの正当な対価還元のために開示されるべき情報とプラットフォームの役割を考察することで、クリエイターへの正当な対価還元のための法制のあり方を比較法的に研究するものである。

研究実績の概要

現在、コンテンツ利用許諾と使用料の徴収・配分の場面において、クリエイター(創作者)に正当な対価が還元されない問題が指摘されている。「使用料の徴収と配分の正確性と効率性」を果たすためには、著作権集中管理団体のほか、コンテンツ流通の関係者らが有する全ての著作権関連情報の透明性(transparency)が必要である。多くのコンテンツがオンラインプラットフォーム(online platform)で流通されているという現状で、プラットフォームの積極的な役割なしでは適切な対価還元は不可能である。
本研究は、近時のEUデジタルサービス法(DSA)規則案をはじめとする欧米のオンラインプラットフォーム規制を検討し、クリエイターへの正当な対価還元のために開示されるべき情報とプラットフォームの役割を考察することで、クリエイターへの正当な対価還元のための法制のあり方を比較法的に研究するものである。
2023年度はオンライン学会および海外現地調査(中国・韓国・米国)を行い、①オンラインプラットフォーム規制の現状、②クリエイターへの正当な対価還元のために、プラットフォームの透明性義務の対象に含まれるべき著作物関連情報は何か、③現行のプラットフォーム規制から変わるべき点は何かなど、デジタルプラットフォーム産業を規制する法制や政策に関する動向をヒアリングしてきた。その結果は研究成果として公表を予定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

海外研究調査を予定通りに実施できた。

今後の研究の推進方策

2024年6月の学会参加(イタリア開催)および9月のオーストリア出張をはじめ、引き続きオンラインとオフラインを併用して、海外共同研究者らと研究交流を継続し、欧州各国および米国における最新研究情報の入手に努める予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2023 2022 1961

すべて 雑誌論文 (4件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] 生成AIと著作者及び実演家の権利2023

    • 著者名/発表者名
      張睿暎
    • 雑誌名

      獨協法学

      巻: 122 ページ: 147-169

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 欧州デジタル単一市場著作権指令第18条における適正かつ比例的な報酬の原則2022

    • 著者名/発表者名
      張睿暎
    • 雑誌名

      獨協法学

      巻: 117 ページ: 199-218

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 著作権契約の事後調整 - 韓国における「著作者の追加補償請求権」導入の議論 -2022

    • 著者名/発表者名
      張睿暎
    • 雑誌名

      知的財産法の新たな地平―高林龍先生古稀記念論文集

      巻: 0 ページ: 444-470

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] コピライト (6)(3)1961

    • 著者名/発表者名
      張睿暎
    • 巻
      749
    • ページ
      -
    • DOI

      10.11501/2696344

    • ISSN
      0912-9782
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] デジタルプラットフォーム時代における著作者の報酬請求権2023

    • 著者名/発表者名
      張睿暎
    • 学会等名
      CRIC月例研究会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 生成AIとの共存に向けて2023

    • 著者名/発表者名
      張睿暎
    • 学会等名
      日本AI音楽学会シンポジウム
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi