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補完代替医療に関する情報流通の適正化に向けた法的統制

研究課題

研究課題/領域番号 22K01296
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分05070:新領域法学関連
研究機関西南学院大学

研究代表者

小寺 智史  西南学院大学, 法学部, 教授 (80581743)

研究分担者 磯部 哲  慶應義塾大学, 法務研究科(三田), 教授 (00337453)
岡田 希世子  九州産業大学, 地域共創学部, 准教授 (40389383)
奈須 祐治  西南学院大学, 法学部, 教授 (40399233)
高 史明  東洋大学, 社会学部, 准教授 (90594276)
成原 慧  九州大学, 法学研究院, 准教授 (40647715)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード補完代替医療 / CAM / 情報流通 / 健康食品 / 法的統制
研究開始時の研究の概要

本研究は、補完代替医療(CAM)をめぐる情報流通の現状と課題を体系的かつ包括的に明らかにし、日本における適正な法的統制の在り方を考察し、提言することを目的とする。
そのために、CAMに関する情報流通を、①多様な主体による社会全体へのCAM言説の拡散、②健康食品事業者、その他CAM関連事業者、医薬品メーカーによる消費者への情報提供、③事業者による医師への情報提供及び情報を受けた医師から患者への情報提供、④国による国民(消費者)へのCAMに関する情報提供、ならびに⑤CAMに関する国境を超える情報流通及び基準設定という各領域に区別し、情報流通の適正化に向けた法的統制の在り方を考察する。

研究実績の概要

本研究の目的は、補完代替医療(CAM)をめぐる情報流通の現状と課題を体系的かつ包括的に明らかにしたうえで、日本における適正な法的統制の在り方を考察し、提言することである。
そのために、CAMに関する情報流通を、①多様な主体による社会全体へのCAM言説の拡散、②健康食品事業者、その他CAM関連事業者、医薬品メーカーによる消費者への情報提供、③事業者による医師への情報提供及び情報を受けた医師から患者への情報提供、④国による国民(消費者)へのCAMに関する情報提供、ならびに⑤CAMに関する国境を超える情報流通及び基準設定の5つの領域に区分する。そのうえで、各領域におけるCAMに関する現状と課題を分析し、情報流通の適正化に向けた法的統制の在り方を考察する。本課題の最終目標は、①~⑤の各論を精緻化すると同時に、これら総論的事項について様々な学問領域からの知見を総合し、CAMに関する情報流通の現状と課題を体系的かつ包括的に明らかにしたうえで、日本における適切な法的統制の在り方を提言することである。
本課題は、2022年~2024年の3年間の研究期間を想定している。2023年度は①~⑤の各論について分析を行うと同時に、研究会を通じて、各場面の法的統制の在り方について議論を行うことを予定していた。この点、メールを通じて各自の現在の研究の進捗状況やCAMをめぐる情勢について情報を定期的に共有した。また、2023年10月にはメール上で研究会を開催し、CAMの法的統制の在り方について議論を交わした。さらに、2024年3月1日にはオンラインで研究会を行い、2023年度の研究状況の振り返りと次年度に向けた協議を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究は3年間の研究期間を予定している。2年目となる2023年度にはすでにいくつかの研究成果を論文などで公表した。また、2023年度後半には、最終年度となる2024年度に向けて十分な調整をはかることができた。

今後の研究の推進方策

現在のところ、研究は順調に進捗している。2024年度は研究計画の最終年度であり、研究成果を論文または学会報告という形で公表する。そのために、オンラインのみならず、対面での研究会を実施し、研究メンバー間での一層の連携をはかる予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (26件)

すべて 2024 2023 2022

すべて 雑誌論文 (15件) (うちオープンアクセス 4件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 3件) 図書 (5件)

  • [雑誌論文] 不当景品類及び不当表示防止法の不実証広告規制の合憲性(最三判令4・3・8)2024

    • 著者名/発表者名
      奈須祐治
    • 雑誌名

      判例時報

      巻: 2573 ページ: 137-141

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 新型コロナ感染症パンデミックの前と後―日本(シンポジウム ワクチン法制の比較)2024

    • 著者名/発表者名
      磯部哲
    • 雑誌名

      比較法研究

      巻: 84 ページ: 5-22

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 「インターネットとガバナンス」をめぐる国際的な動向と議論の展開2023

    • 著者名/発表者名
      成原慧
    • 雑誌名

      法とコンピュータ

      巻: 41 ページ: 45-52

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 新型コロナウイルス感染症対策と地方自治2023

    • 著者名/発表者名
      磯部哲
    • 雑誌名

      地方自治

      巻: 905 ページ: 2-15

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 感染症法改正(令和3年、同4年)2023

    • 著者名/発表者名
      磯部哲
    • 雑誌名

      年報医事法学

      巻: 38 ページ: 237-243

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 医療提供体制2023

    • 著者名/発表者名
      磯部哲
    • 雑誌名

      公法研究

      巻: 84 ページ: 189-201

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 差別禁止法の一断面ーBostock事件判決における差別禁止事由の拡張解釈をめぐって(2)2023

    • 著者名/発表者名
      奈須祐治
    • 雑誌名

      西南学院大学法学論集

      巻: 55.3 ページ: 1-26

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 職場におけるヘイトスピーチ規制の可能性ーフジ住宅事件をめぐって2023

    • 著者名/発表者名
      奈須祐治
    • 雑誌名

      西南学院大学法学論集

      巻: 55.3 ページ: 99-130

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 差別と選別:プライバシーとデータ保護の間2023

    • 著者名/発表者名
      成原慧
    • 雑誌名

      有斐閣Onlineロージャーナル

      巻: 2023.1

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] コロナ禍におけるワクチン接種の仕組みとその課題2022

    • 著者名/発表者名
      磯部哲
    • 雑誌名

      都市問題

      巻: 113 ページ: 4-11

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] インターネット広告における医療広告規制の課題2022

    • 著者名/発表者名
      岡田希世子
    • 雑誌名

      年報医事法学

      巻: 37 ページ: 17-23

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 社会的法益を根拠としたヘイトスピーチ規制の可能性:J. ウォルドロンの理論とその批判2022

    • 著者名/発表者名
      奈須祐治
    • 雑誌名

      西南学院大学法学論集

      巻: 55.1 ページ: 1-29

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 差別禁止法の一断面ーBostock事件判決における差別禁止事由の拡張解釈をめぐって(1)2022

    • 著者名/発表者名
      奈須祐治
    • 雑誌名

      西南学院大学法学論集

      巻: 55.2 ページ: 1-36

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] メタバースのアーキテクチャと法 : 世界創造のプラットフォームとそのガバナンス2022

    • 著者名/発表者名
      成原慧
    • 雑誌名

      Nextcom

      巻: 52 ページ: 24-32

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] ソーシャルメディアと法 : つながりと分離・分断のガバナンス2022

    • 著者名/発表者名
      成原慧
    • 雑誌名

      法社会学

      巻: 88 ページ: 91-103

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 米国におけるプラットフォームのコンテンツモデレーションに関する規制と議論の動向2024

    • 著者名/発表者名
      成原慧
    • 学会等名
      総務省デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会WG(第8回)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] グローバル・ガバナンスにおける「法源論」の再検討2022

    • 著者名/発表者名
      小寺智史
    • 学会等名
      国際政治学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] コメント(法的な立場から)2022

    • 著者名/発表者名
      磯部哲
    • 学会等名
      学術フォーラム「コロナ禍を共に生きる#7 新型コロナウイルス感染症のレジストリ研究の現状と今後の方向性 医療情報の収集と活用による対策について」
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 公衆衛生倫理と法―医事行政法の観点から、COVID-19対策を素材に2022

    • 著者名/発表者名
      磯部哲
    • 学会等名
      第81回日本公衆衛生学会総会メインシンポジウム4「公衆衛生倫理について考える」
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 医療提供体制2022

    • 著者名/発表者名
      磯部哲
    • 学会等名
      日本公法学会第86回総会「社会の危機と公法学―コロナ禍に直面して」第二部会「感染症対策の対応手法」
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] メディア利用が新型コロナウイルスのアクターへの認知に与える影響2022

    • 著者名/発表者名
      高野雅典・高史明・小川祐樹・森下壮一郎
    • 学会等名
      2022年度人工知能学会全国大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 国際経済法の現代的展開(グローバル・ガバナンスにおける「法源論」の再検討-動態的法源論へ向けて)2023

    • 著者名/発表者名
      須網隆夫、中川淳司、古谷修一編(小寺智史)
    • 総ページ数
      604
    • 出版者
      信山社
    • ISBN
      9784797281286
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 看護をめぐる法と制度 (ナーシング・グラフィカ 健康支援と社会保障 4)第4版2023

    • 著者名/発表者名
      平林勝政=小西知世=和泉澤千恵=西田幸典編著(磯部哲「医師法」(91-106頁)、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律/柔道整復師法」(160-164頁)
    • 総ページ数
      448
    • 出版者
      メディカ出版
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 医と法の邂逅第4集2023

    • 著者名/発表者名
      いほうの会編・西田幸典=磯部哲=小谷昌子編集委員
    • 総ページ数
      254
    • 出版者
      尚学社
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] ケースブック行政法(第7版)2022

    • 著者名/発表者名
      野呂充=下井康史=中原茂樹=磯部哲=湊二郎編
    • 総ページ数
      660
    • 出版者
      弘文堂
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 世界の憲法・日本の憲法: 比較憲法入門2022

    • 著者名/発表者名
      新井誠・上田健介・大河内美紀・山田哲史編(奈須祐治「第18章 表現行為の保障と有害表現の規制」)
    • 総ページ数
      295
    • 出版者
      有斐閣
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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