研究課題/領域番号 |
22K01314
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
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研究機関 | 立命館大学 (2023) 京都女子大学 (2022) |
研究代表者 |
城戸 英樹 立命館大学, 政策科学部, 教授 (30582358)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | カナダ政治 / カナダ連邦制 / 政府間関係 / カナダ政党組織 / 政党組織 / 中央地方関係 / 連邦政府 / 連邦議員 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、地方自治政策の決定に国政政治家がどのように関与しているのかを解明することである。比較政治学では、個別の地方政府の利益を国政に反映させるルートとして、政党組織を通じた政党ルートが機能するとされてきた。しかし、個別の地方政府ではなく、地方全体にかかわるような「地方利益」をだれが国政に反映させているのかについては、明らかになっていない。そこで、本研究では、政党ルートが機能しないカナダにおける連邦議員の前職に注目し、「地方政治出身の国政政治家が地方自治政策の決定に関与しているのか」という課題に取り組む。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、地方自治政策の決定に国政政治家がどのように関与しているのかを解明することである。比較政治学では、個別の地方政府の利益を国政に反映させるルートとして、政党組織を通じた政党ルートが機能するとされてきた。しかし、個別の地方政府ではなく、地方全体にかかわるような「地方利益」をだれが国政に反映させているのかについては、明らかになっていない。そこで、本研究では、政党ルートが機能しないカナダにおける連邦議員の前職に注目し、「地方政治出身の国政政治家が地方自治政策の決定に関与しているのか」という課題に取り組む。そのために、以下の二つの問いを解明する。第一に、「カナダの州出身議員は連邦州関係を自分の専門領域として選択しているのか」。第二に、「カナダの州出身議員は州利益を表出しているのか」。 本年度の研究では、この研究目的を解明するために、カナダ・トロント大学での現地調査とその成果を踏まえたPrarie Political Science Association(カナダ平原政治学会)での研究報告を行った。 まず、問いを解明する前段階として、1990年代以降のカナダ連邦政府政治家の地方政治経験と連邦政治での大臣経験などに関するデータベースを作成した。また、同時にトロント大学ロバーツ図書館において、カナダ政治研究についての文献調査を実施した。その中間成果について、9月のカナダ平原政治学会において研究報告を行い、フロアから多くのコメントを受けた。これらのコメントを研究に反映し、次年度に成果として公表する準備作業を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍の影響を受けて、カナダでの現地調査が今年度にずれ込んだものの、9月に学会報告を行うことができ、遅れをおおむね取り返すことができた。
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今後の研究の推進方策 |
中間成果について、学術誌に投稿する。また、最終成果の取りまとめに向けて、地方政府出身政治家の連邦政府での役職などについての研究を進める。
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