研究課題/領域番号 |
22K01339
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
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研究機関 | 駒澤大学 |
研究代表者 |
清滝 仁志 駒澤大学, 法学部, 教授 (70294866)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 政治思想史 / 民主社会主義 / 社会主義 / 自由主義 / 民社党 / 社会民主主義 |
研究開始時の研究の概要 |
日本における社会民主主義運動を推進した研究者組織である民主社会主義研究会議(1960-1993)における活動内容・組織実態・政治的影響を関連文書の分析および関係者のインタビューによって解明する。この組織に集まる現実主義的知識人の活動の分析を通じ、日本において西欧社会民主主義的主張が党派を越えて政府・与党や保守論壇にも共有されているという日本独特の言論構造を明らかにする。
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研究実績の概要 |
研究課題に関する『中村菊男 政治の非合理性に挑んだ改革者』(啓文社書房)を2023年3月に出版。中村菊男は本研究の対象となる民主社会主義研究会議の創設者の一人であり、本書では前身の団体の活動から、創設の経緯まで調査・分析している。この書は本研究のもつ意義についての理解に有益である。 本書については鳥羽市商工会議所において内容を一般向けに報告(2023年3月13日)。市長をはじめ、地元関係者に内容を解説し、質疑応答があった。また『改革者』(政策研究フォーラム)2023年5月号において仙頭寿顕(ジャーナリスト)が書評。
その他、研究に関係する小論を『自治レポート』(富士社会教育センター)において公表。「語られざる民主社会主義の先人(8)木村健康と塩尻公明」(2023年2月)、「語られざる民主社会主義の先人(7)竹本孫一と和田耕作」(2022年11月)、「語られざる民主社会主義の先人(6)安里積千代」(2022年8月)、「語られざる民主社会主義の先人(5)中村菊男と武藤光朗」(2022年5月)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究関連の著書を出版。論文も3ヶ月ごとに発表。関係者インタヴューも実施。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は在外研究においてシドニー大学に滞在しており、民主社会主義と実践政治との関係を国際的比較の視点も交えながら、多元的に検討。
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