研究課題/領域番号 |
22K01376
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
倉科 一希 同志社大学, グローバル地域文化学部, 教授 (00404856)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 冷戦 / 新保守主義 / アメリカ合衆国 / ドイツ問題 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、デタント期から冷戦終結に至る時期に焦点を当て、当時のアメリカ政府がヨーロッパの国際秩序、とくにドイツの将来をめぐる「ドイツ問題」をどのように理解していたのかを明らかにする。1950年代から60年代にかけて、西ドイツ(当時)の将来に不安を抱いていたアメリカ政府であったが、とくにドイツ統一時の対応を見る限り、同じような不安が見られない。これは、依然として「ドイツ問題」を警戒していた西欧諸国と大きく異なっている。本研究は、アメリカの「ドイツ問題」への理解の変容を、国内政治の変化、とくにいわゆる新保守主義の台頭との関係に注目して、解明する。
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研究実績の概要 |
ウクライナをめぐる国際関係の進展を踏まえ、研究内容の精緻化を検討した。その過程で、冷戦末期から現在に至る先行研究を確認し、焦点を当てるべき国内政治・対外政策上のテーマの吟味を進めた。 本年度は、パンデミックによる制限が緩和されてこれまで停滞していた研究を進める必要があり、本研究に時間を割くことは困難であった。その中で、現在の国際関係分析にも資するテーマの確定に向けて進んだことが成果と考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
パンデミックによる制限が緩和された最初の年となり、これまで停滞していた諸研究を進める必要が生じた。これらの研究には本年度中に集結する必要があるものも多く、これらの研究課題を優先せざるを得なかった。その結果、本研究に割いた時間を大幅に限定せざるを得ず、研究の進展が大きく遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度中に複数の研究が終了したため、23年度以降は本研究に時間を割くことが可能となる。また、本年度の先行研究分析を通じて、現在の国際関係まで視野に入れた当時の争点を絞ることができたため、23年年度中に実施するアメリカにおける史料調査によって研究の進展が期待できる。
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