研究実績の概要 |
日本におけて頻発する自然災害による個人の損害の総合的な補償について、北京大学と早稲田大学の共同研究の出版物で論文を発表した「Lee Hongmu, “Issues of Comprehensive Risk Financing for Disasters in Japan”, Renewing Governance Mechanism in Asia-Pacific, 早稲田大学出版部、2024年3月8日」。また、自然災害に対する総合的な補償制度についての日韓の比較についての研究発表を行った「2023/4 K-ASEAN RMI Forum, Japan-Korea Comparison of Natural Disasters and Damage Compensation from the Perspective of Financial Consumers, January 20, 2024(SKKU)」。 さらに、高齢化による介護と認知症に関する介護保険についての研究発表を行った。これは、パーソナルリスクマネジメントの重要な内容である。1. 日本における認知症に対する介護保険の公私の役割分担、2024 Korea’s Allied Economic Associations Annual Meeting, Feb. 1, 2024,Seoul University. 2. The Role of Public Long-Term Care Insurance for Dementia in Japan and the Challenges of Private Insurance, 2023-2024 The 5th PKU-WASEDA Workshop, March 29, 2024, Peking University.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究課題は、「日中韓におけるパーソナル・リスクマネジメントと保険」である。これは、日中韓のそれぞれ国で各個人のリスクマネジメントに保険をどのように使っているのかを究明し、それの比較研究を行うことでもある。この趣旨で日中韓におけるそれぞれの研究者と交流をしながら研究発表を行っている。 特に2022年度には、研究者が編著者となり日中韓を含む11カ国の公私の年金制度を比較研究した次の英文の本を出版している。この本の各章は、SCPUSに掲載された。 Hongmu Lee, Gianni Nicolini, Man Cho ,ed., International Comparison of Pension Systems: An Investigation from Consumers’ Viewpoint, Springer, 2022, p.514(15章).
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