研究課題/領域番号 |
22K01652
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 高崎経済大学 |
研究代表者 |
清水 さゆり 高崎経済大学, 経済学部, 教授 (70445873)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 中小企業 / 成長戦略 / 競争優位 / ストラテジック・インテント / 国際化 |
研究開始時の研究の概要 |
企業の国際化および国際経営研究は主に大規模製造企業を対象に行われてきた。近年は、サービス業やベンチャー企業を対象としたものも見られるようになっている。中小企業の海外展開がますます進展していることと日本経済における中小企業の重要性を踏まえて、中小製造企業の国際化とその成長を本研究課題の分析対象とする。 中小製造企業の国際化を通じた成長戦略と競争優位の源泉、そのダイナミズムを聞き取り調査を通じて詳解する。
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研究実績の概要 |
日本経済と産業における中小企業の重要性とますます進展する中小企業の海外展開を踏まえて、中小製造企業を分析対象として、中小製造企業の国際化を通じた成長戦略と競争優位の源泉およびそのダイナミズムを詳解することが本研究課題の目的である。 令和4年度(研究期間初年度)は、国際経営論、中小企業論等の関連分野の先行研究を渉猟して、分析フレームワークの構築を試みた。また、日系中小製造企業の国際化の現状を明らかにするために、マレーシア(ペナンおよびクアラルンプール)にて、日系大企業、日系中小企業、現地コンサルティング企業等へ聞き取り調査を実施した。コロナ禍にあって、現地でのビジネス環境が絶えず変化するとともに日本本社とのコミュニケーションが従前と比較して困難な状況下、海外子会社および駐在員の迅速かつ一定程度自立的な意思決定と行動がビジネスの継続ないしは成長に影響を及ぼしたのではないかという仮定を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
先行研究を検討し、本研究課題を解明するための分析フレームワークについて検討を進めて来たものの、コロナ禍にあって国内外の調査が計画通りに進められなかった。次年度は、国内外における聞き取り調査をより積極的に実施することによって、研究課題の解明に努める。
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今後の研究の推進方策 |
長期休業期間を利用して、国内外の企業や関係機関等を訪問し聞き取り調査を行う予定である。その際、前年度の聞き取り調査内容から得られた知見を踏まえて、その仮定の確からしさを確認したい。また、具体的な実態把握に努めるとともに、学会や論文等で研究成果の報告を行う予定である。
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