研究課題/領域番号 |
22K01761
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
山下 裕子 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (90230432)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 真珠養殖 / サステナビリティとコモンズ / 養殖真珠 / Actor Network Theory / 国産アコヤガイの危機 / 種のサステナビリティ / サステナビリティと収益性 / トランスフォーマティブラグジュアリー / 品質の構築 |
研究開始時の研究の概要 |
研究課題の核心となる学術的なセントラルクエッションは、「人間の創ったカテゴリーに応じて変化する生物種のサステナビリティを保全する変革的ラグジュアリーの在り方とは何か。」である。本研究は、Elenor Ostromらが切り開いたサステナビリティと経済社会制度の研究として位置づけられる(Ostrom et al.2009)。サステナビリティには多様な領域があるが、生物多様性、特に文化的な価値観に依存するラグジュアリーと結びつく種の多様性保全を取り扱う。そのことで、人間の価値形成と生物多様性との相互作用を分析する。
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研究実績の概要 |
【実施内容】(1)事例研究(4件):①相島パールの事例、②大分の事例、③対馬ブルーの事例、④石垣島黒真珠の事例。①と②に関して、詳細なデータを集め、過去の海外学会での発表をもとに、論文を執筆中。最終的な理論化の段階である。③と④については、データ収集と第一次インタビューを終えているが、コロナの影響もあり、現地調査の施行が難しく、③に関しては、神戸本社で調査を行った。(2)量的調査に関しては一部真珠振興会等が中心となった同様の調査が行われたため、今後その内容が公表された場合に参照とする形の方がよいと判断し再設計中。 【成果】(1)2022年度第2回京都大学史的分析セミナー(2022.7.20)にて研究報告「養殖真珠産業の成長:種のサステナビリティ」(2)2022年度京都大学経営学セミナー(2022.10.24) 「種のサステナビリティと市場:アコヤ貝の大量斃死危機に対する複数の産地の異なった選択」(3) Academy of Management Journal Paper Development Seminarにて研究報告” Pathogen, Pearl Oysters and the Organizational Tranlations in Commons: Different Organizational Reactions to the AkoyaOyster Mass Mortality Crisis.”
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
【予定通り】事例研究:①相島パールの事例、②大分の事例、③対馬ブルー④石垣島黒真珠の事例。①と②に関して、詳細なデータを集め、過去の海外学会での発表をもとに、論文を執筆中。最終的な理論化の段階である。 【やや遅れ気味】③と④については、データ収集と第一次インタビューを終えているが、コロナの影響り、現地調査の施行が難しく、③に関しては、神戸本社で調査を行った。2023年度は現地調査が可能な見通しであるためデータ収集を完成させる。 【再設計の必要あり】量的調査に関しては一部真珠振興会等が中心となった同様の調査が行われたため、今後その内容が公表された場合に参照とする形の方がよいと判断し再設計中である。 【成果】3つのセミナーで、概念化の過程へのフィードバックを得た。今後これに基づき理論的枠組みを再設計する。(1)2022年度第2回京都大学史的分析セミナー(2022.7.20)にて研究報告「養殖真珠産業の成長:種のサステナビリティ」(2)2022年度京都大学経営学セミナー(2022.10.24) 「種のサステナビリティと市場:アコヤ貝の大量斃死危機に対する複数の産地の異なった選択」(3) Academy of Management Journal Paper Development Seminarにて研究報告” Pathogen, Pearl Oysters and the Organizational Tranlations in Commons: Different Organizational Reactions to the AkoyaOyster Mass Mortality Crisis.”
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今後の研究の推進方策 |
事例研究:①相島パールの事例、②大分の事例、③対馬ブルー④石垣島黒真珠の事例。①と②に関して、論文を完成させ投稿する。 事例研究:③と④については、2023年度は現地調査が可能な見通しであるためデータ収集を完成させ、ワークショップ等で報告を行う。 量的調査:外部データの入手可能性をあたり、再設計を行う。
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