• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

管理会計によるテンションマネジメントの効果・逆機能に関する経験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K01816
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07100:会計学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

吉田 栄介  慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (20330227)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード管理会計 / 実態調査 / 非製造業 / テンション / 探索 / 深化 / 両利きの経営 / 経験的研究 / 実証研究 / テンション・マネジメント / 逆機能
研究開始時の研究の概要

管理会計によるテンションマネジメント(予算管理,業績評価,原価企画を対象)が組織プロセス(ミドルマネジメントの意思決定,商品・サービスと組織プロセスにおける改善・イノベーション)と組織成果(組織目標の達成),組織成員(従業員のモチベーション)に及ぼす影響について,事例研究を通じて研究フレームワークと仮説を強固にした上で,郵送質問票調査により,経験的証拠の高い関係性を提示することを意図している。

研究実績の概要

本研究の目的は,管理会計の新機能として,管理会計によるテンション・マネジメント(「張り」のマネジメント)が組織プロセス・組織成果・組織成員に及ぼす影響を経験的に探究することにあった。管理会計による「張り」のマネジメントとは,業績目標の設定やマネジメント・コントロールシステムの設計・運用によって,業務目標間のトレードオフや組織成員の受ける緊張状態に影響を与え,組織プロセスや組織成果へ影響を及ぼすマネジメントのことである。本研究では,組織プロセスとして,ミドルマネジメントの意思決定,商品・サービスと組織プロセスにおける改善・イノベーション,組織成果として,組織単位の目標達成,組織成員への影響として,従業員のモチベーションに注目した。
より具体的には,第1に,予算管理や業績評価に代表されるマネジメントコントロールを対象にテンションの観点から,上記の3つの影響を調査し,第2に,同様に,原価企画などのコストマネジメントにおけるテンション・マネジメントの如何が及ぼす3つの影響についての実証的な解明を目的としていた。
上記の目的に向けて,2023年度には,追加的文献調査と企業訪問調査を経て,2024年1月に東証上場企業全社に対する郵送質問票調査を実施した。年度末までに,データ回収が終了し,基礎的な分析に移行した。基礎分析は,東証Prime市場上場企業の製造業と非製造業の比較、15年前の調査結果との比較、東証StandardならびにGrowth市場上場企業の製造業と非製造業の比較、Prime市場上場企業との比較を予定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

追加的文献調査も、企業訪問調査も順調に進んでおり,予定通りの日程で郵送質問票調査も実施した。概ね想定通りの有効回答数のデータも収集でき,研究は計画通りに進行している。

今後の研究の推進方策

研究は計画通りに進行しており、今年度は、回収データの基礎分析を終え、実態調査結果報告として、公表予定である。公表媒体とも掲載時期の打ち合わせは終了しており、今年度後半から随時、発表していく計画である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 非製造業における探索と深化,両利きの経営が日本的管理会計行動に与える影響:製造業との比較分析2022

    • 著者名/発表者名
      妹尾剛好・吉田栄介・福島一矩
    • 雑誌名

      経理研究

      巻: 62 ページ: 83-95

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi