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シングルマザーの社会的苦悩に対するNPOと企業による支援の日韓仏比較

研究課題

研究課題/領域番号 22K01856
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関岡山県立大学

研究代表者

近藤 理恵  岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (60310885)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード社会的苦悩 / シングルマザー / 経済資本 / 文化資本 / 社会関係資本 / 企業とNPOによる支援 / 経済資本に関わる苦悩 / 文化資本に関わる苦悩 / 社会関係資本に関わる苦悩
研究開始時の研究の概要

本研究では、日本、韓国、フランスにおける調査を通じて、リスク社会のなかで不安定な状況にある、日本、韓国、フランスのシングルマザーが抱える、経済資本、文化資本、社会関係資本に関わる3つの「社会的苦悩(la souffrance sociale)」(P・ブルデュー)の実態について明らかにする。
その上で、これらの問題を解決するためのNPOと企業による支援のあり方を、日本、韓国、フランスにおける調査を通じて比較検討する。
最終的には、この研究をもとに、リスク社会におけるシングルマザーの社会的苦悩を回避するための具体的な政策提言を行う。

研究実績の概要

本研究の目的は、リスク社会のなかで不安定な状況にある、日本、韓国、フランスのシングルマザーが抱える、経済資本、文化資本、社会関係資本に関わる3つの「社会的苦悩(la souffrance sociale)」(P・ブルデュー)(①低収入、②食糧不足、高額な住宅費といった経済資本に関わる苦悩、②低学歴や、シングルマザー以外の人々との性向(disposition)の違いによる矛盾<ハビトゥスの矛盾>といった文化資本に関わる苦悩、③職場の脆弱な人間関係や希薄な友人関係といった社会関係資本に関わる苦悩)の実態について明らかにするとともに、これらの問題を解決するためのNPOと企業による支援のあり方を比較検討することにある。
令和5年度においては、日本の複数のNPO、公的機関、スクール・ソーシャルワーカーに対するインタビュー調査をもとに、日本のシングルマザーが抱えている3つの社会的苦悩と、それらの苦悩に対するNPOと企業による支援の現状と課題に関して明らかにした。具体的には、近年、日本では、子どもの貧困対策によりひとり親家族に対する支援が以前よりも積極的に展開されているものの、シングルマザーに対する支援は未だ十分ではなく、経済資本、文化資本、社会関係資本に関わる支援を積極的に展開しなければならない状況あることが明らかとなった。
また、日本、韓国、フランスのシングルマザーの経済資本、文化資本、社会関係資本の状況に関する基礎的資料を入手し、3カ国のシングルマザーが置かれている状況について比較検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

日本の複数のNPO、公的機関、スクール・ソーシャルワーカーに対するインタビュー調査を実施することができ、それにより日本のシングルマザーの経済資本、文化資本、社会関係資本の状況等について把握ができるとともに、関係資料を入手することができたため。

今後の研究の推進方策

日本、韓国、フランスのシングルマザーの経済資本、文化資本、社会関係資本に関わる社会的苦悩と、その苦悩を解決するためのNPOと企業による支援状況について、①日本、韓国、フランスのシングルマザーに対するインタビュー調査、②日本と韓国のシングルマザーに対するアンケート調査、及び③日本、韓国、フランスのNPOと企業に対するインタビュー調査を行う。その上で、NPOと企業が、シングルマザーの経済資本、文化資本、社会関係資本に関わる社会的苦悩をどのように解決できるかについて明らかにする。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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