研究課題/領域番号 |
22K01879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 公立はこだて未来大学 |
研究代表者 |
坂井田 瑠衣 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (90815763)
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研究分担者 |
名塩 征史 広島大学, 森戸国際高等教育学院, 講師 (00466426)
遠藤 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40724422)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 理解 / 身体的相互行為 / 非対称性 / 共在 / 相互行為分析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,何らかの社会的・身体的な非対称性のある人々が共在する場面において,身体的相互行為によって他者への理解が達成されるメカニズムを明らかにすることである.人がいかにして他者を理解しているかは,人間の社会生活がいかにして秩序立っているかを探究するための最も根源的な問いの一つである.本研究では,非対称性のある人々が参加する多様な社会的場面を研究対象として,マルチモーダル相互行為分析を行う.それぞれの場面における人々が,場面に特有な非対称性を前提としつつ,その非対称性を超えて相互理解に達するメカニズムを明らかにする.
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,何らかの社会的・身体的な非対称性のある人々が共在する場面において,身体的相互行為によって他者への理解が達成されるメカニズムを明らかにすることである. 本年度は,以下の研究活動を実施した. ・日常場面や教示場面などにおいて収録した映像データの書き起こしおよびデータの整理を行い,本研究課題の探究対象とすべき「理解」が生じていると思われる場面を選定し,予備的分析を行った. ・Intersubjectivity,Action ascriptionなど関連する概念の文献調査を行い,「理解」についての理論的枠組を検討した. ・研究打ち合わせをオンラインで9回開催した.各回の打ち合わせでは,関連文献の調査結果を報告して研究課題における論点を整理するとともに,日常場面や教示場面などの映像データを持ち寄ってデータセッションを実施したり,各自が行った映像データの予備的分析について議論したりした. ・2023年9月に開催される日本認知科学会第40回大会にオーガナイズドセッションを提案した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は研究代表者と研究分担者の全員が計9回集まって研究打ち合わせを実施し,それぞれの専門的見地から,いかにして「理解」を同定し,その成立条件を整理し理論化していくべきかについて,十分に意見を交わすことができた.研究打ち合わせにおける議論をもとに次年度に開催される日本認知科学会にオーガナイズドセッションを提案し,採択された.
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は,以下の研究活動を実施する予定である. ・2022年度に引き続き,データセッションを中心とした議論によって「理解」を探究する. ・2022年度に引き続き,文献サーベイを進め,本研究課題に関連する理論的枠組を整理する. ・2023年9月に開催される日本認知科学会第40回大会においてオーガナイズドセッション「行為と活動から「理解」を考える」を開催して研究成果を発表し,関連分野の研究者と議論する. ・最終年度における研究成果のまとめを見据え,論文化,書籍化などを含めた研究成果の公開方法を検討する.
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