研究課題/領域番号 |
22K01949
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
伊藤 隆博 岩手県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (70827237)
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研究分担者 |
瀧井 美緒 岩手県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (50846318)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 災害派遣福祉チーム / DWAT / 避難所 / 被災者支援 / リーダー / 災害時要援護者 / 災害ソーシャルワーク / リーダー養成研修プログラム / メンタルヘルスリテラシー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、被災地での災害派遣福祉チーム(DWAT)活動に求められるリーダーシップの要件とはどのようなものかについて明らかにするために、リーダーとしての具体的実践内容および、活動において発揮されるソーシャルワーク専門職としての機能や専門性について、インタビュー調査及び分析によりその内実を明らかにし、具体的な理論(仮説)を生成し、「DWAT活動モデル」との関連についても検討する。次に、リーダーのメンタルヘルスリテラシーの実態を明らかにし、必要な教育内容を明確にする。これらを基に「DWATリーダーの実践モデル」を生成したうえで、この実践モデルを基礎としたリーダー養成研修のプログラムを開発する。
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研究実績の概要 |
2023年度は、熱海市伊豆山土石流災害における災害派遣福祉チーム被災地での災害派遣福祉チームのリーダーとしての具体的な役割やチーム内で発揮されたリーダーシップの特性や機能分担など、被災地での活動に求められるリーダーシップの要件について聞き取りを行い、分析作業を行った。 また、被災地での災害派遣福祉チーム活動に求められるリーダーシップの要件を明確にする一端として、2つの県で開催された災害派遣福祉チームの養成研修を視察し、現在のチーム員養成の現状について情報収集した。また、また、令和6年能登半島地震の被災地での災害派遣福祉チームの活動状況を把握するための視察も実施した。主に志賀町で活動する静岡県災害派遣福祉チームの活動に帯同して実際の被災者への支援活動や関連する支援団体や社会福祉協議会との連携の状況について把握し、今後の研修に盛り込むべき内容について検討を行うことができた。 一方で、計画では熊本地震、平成28年台風10号による豪雨災害(岩手)、西日本豪雨、令和元年台風19号による豪雨災害(長野、栃木、宮城)等の災害において災害派遣福祉チームとして派遣されたリーダー経験者に対して、被災地での災害派遣福祉チームのリーダーとしての具体的な役割やチーム内で発揮されたリーダーシップの特性や機能分担など、被災地での活動に求められるリーダーシップの要件について聞き取りを行う予定であった。しかしながら、能登半島地震発生により調査の調整が困難であったため実施できなかった。併せて、災害派遣福祉チームのチーム構成員及びリーダーのメンタルヘルスリテラシーの実態を明らかにするためのアンケート調査についても、同様の理由で延期せざるを得なかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
能登半島地震発生のため、災害派遣福祉チームが派遣されたため事務局やチーム員が繁忙となり、調査の調整が困難であったため実施できなかった。併せて、災害派遣福祉チームのチーム構成員及びリーダーのメンタルヘルスリテラシーの実態を明らかにするためのアンケート調査についても、同様の理由で延期せざるを得なかった。
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今後の研究の推進方策 |
遅れていたインタビュー調査の実施と併せてアンケート調査も実施し、データ収集を行っていく予定である。
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