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就労継続を目指す精神障害者の主観的ニーズに関する評価尺度開発と有用性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 22K01957
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関群馬パース大学

研究代表者

馬塲 順子  群馬パース大学, リハビリテーション学部, 准教授 (70908889)

研究分担者 石井 良和  群馬パース大学, リハビリテーション学部, 教授 (20232241)
谷村 厚子  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 教授 (70315761)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード障害者就労支援 / 精神障害者 / 就労定着支援 / 就労支援 / 評価尺度 / 就労継続支援
研究開始時の研究の概要

精神障害者の就職件数は増加している一方で,就労支援施設の支援を受けていても離職が多く起きている.その背景には,急拡大した就労支援施設の人材育成に関する支援スキルの問題があるといわれている.
就労継続のためには対象者の主観的ニーズを的確に捉えた支援が重要といわれている.しかし,その支援は主として支援者の経験で判断されることが多く,対象者の主観的ニーズを反映しているかは分からない.
本研究は,支援経験の多寡によらず,対象者の主観的ニーズを反映した支援を行うことを目的に,主観的認識を定量化する尺度を開発し,支援における尺度の有用性の検証を目的とする.

研究実績の概要

精神障害者の就職件数は増加している一方で,就労支援施設の支援を受けていても離職が多く起きている.その背景には,急拡大した就労支援施設の人材育成に関する支援スキルの問題があるといわれている.就労継続のためには対象者の主観的ニーズを的確に捉えた支援が重要といわれている.しかし,その支援は主として支援者の経験で判断されることが多く,対象者の主観的ニーズを反映しているかは分からない.
本研究は,支援経験の多寡によらず,対象者の主観的ニーズを反映した支援を行うことを目的に,主観的認識を定量化する尺度を開発し,支援における尺度の有用性の検証を目的とする.
2023年度は,精神障害者の主観的ニーズを反映する尺度原案作成に必要な項目プールをより網羅的なものとするために2つの研究を実施している.一つは精神障害者の就労継続に影響を及ぼす主観的認識についての文献研究を追加で実施した.また,もう一つは就労支援従事者の支援における姿勢等の質的研究も実施し,これらの研究結果を踏まえて本研究における尺度項目に反映される予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

精神障害者の主観的ニーズを反映する尺度原案作成に必要な項目プールをより網羅的なものとするため,2つの追加研究を計画し実施している.一つは文献研究,もう一つは精神障害者の就労支援に従事する支援者側の研究も新たに着手した.これらについては順調に進んでおり,今後の尺度項目に反映される予定である.全体としては介入研究の実施までに時間を要しており,当初の計画から遅れが出ている.

今後の研究の推進方策

今年度は精神障害者の主観的ニーズを反映する尺度項目についての妥当性検証研究に着手する予定である.その後就労支援施設における介入研究を実施していきたい.

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2024 2023 2022

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 計量テキスト分析を用いた就労継続に関する精神障害者の主観の検討2024

    • 著者名/発表者名
      馬塲順子,宮寺寛子,岡田直純,石井良和,谷村厚子
    • 雑誌名

      日本保健科学学会誌

      巻: 26(4) ページ: 220-229

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Subjective perceptions that affect the continued employment of persons with mental disabilities in Japan: A mixed-methods study2023

    • 著者名/発表者名
      Baba Naoko、Tanimura Atsuko、Ishi Yoshikazu
    • 雑誌名

      Work

      巻: Online ahead of print 号: 2 ページ: 1-17

    • DOI

      10.3233/wor-220144

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 精神障害者の就労継続に影響する就労準備性と作業参加の特徴に関する検討 ~就労支援のための訓練生用チェックリストと人間作業モデルスクリーニングツールを用いた分析~2022

    • 著者名/発表者名
      馬塲順子,谷村厚子,石井良和
    • 雑誌名

      作業行動研究

      巻: 26(2) ページ: 73-80

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 精神障害者地域移行・地域定着支援の連続した実践事例に関する文献研究2022

    • 著者名/発表者名
      馬塲順子,岡田直純
    • 雑誌名

      ぐんま作業療法研究

      巻: 25 ページ: 3-9

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] テキストマイニングを用いた就労継続に影響する主観の文献検討2023

    • 著者名/発表者名
      馬塲順子,宮寺寛子,岡田直純,石井良和,谷村厚子
    • 学会等名
      第57回日本作業療法学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 精神障害者のリカバリーに焦点を当てた実践が就労移行支援職員に与える影響:2年間の実践に基づく質的検討2023

    • 著者名/発表者名
      浅黄真紀子,川口敬之,土屋芙美子,田原智昭,馬塲順子
    • 学会等名
      第30回日本精神障害者リハビリテーション学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 精神障害者の就労継続に影響を与える主観的認識:混合研究法2022

    • 著者名/発表者名
      馬塲順子,谷村厚子,石井良和
    • 学会等名
      第49回日本職業リハビリテーション学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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