研究課題/領域番号 |
22K01990
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
|
研究機関 | 相模女子大学 |
研究代表者 |
松崎 吉之助 相模女子大学, 人間社会学部, 准教授 (60736114)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 民生委員 / 生活と活動の両立 / フィールドワーク / 家族 / 持続可能性 |
研究開始時の研究の概要 |
民生委員は地域住民の見守りや相談を行うだけではなく、行政や専門機関等との連絡調整など多様な役割を担い、地域に不可欠な存在である。しかし、近年は仕事や他の役割を担いながら活動するケースも増加しており、新たな担い手を確保することが難しくなっている。本研究は特定の地域を対象としたフィールドワークを行い、地域の民生委員自身と民生委員の家族や職場など周囲の人による民生委員活動を継続するための取り組みや課題などを明らかにする。これらの取り組みにより、これからの持続可能な民生委員活動の在り方の検討、支援体制の構築に貢献することを目指している。
|
研究実績の概要 |
22年度前半は、統計資料、文献などから調査対象地域の産業、歴史について情報収集を行ったほか、人口動態や地域住民の生活状況、課題などの把握をおこなった。その後調査対象地域の社会福祉協議会の協力を得て、2名の現役民生委員に対するパイロットインタビューを実施した。その後パイロットインタビューの内容をもとに、インタビュー方法、調査項目について整理、修正を行い、22年度後半から本調査を開始した。 22年度後半は調査の趣旨説明、調査協力者の募集に注力し、4名の民生委員からインタビュー調査の協力を得た。インタビューは自宅や職場、社会福祉協議会等で実施した。インタビューでは民生委員活動と生活・仕事などの両立のための取り組みや課題、周囲のサポートについて話を聞いた。また民生委員や地域関係者が集まる会合への参加、担当エリアの地域踏査、民生委員の職場の見学、関係者や家族などからも民生委員活動や仕事や家事等との両立についての取り組みや課題についての情報収集を行った。 これまでの調査から民生委員が仕事やほかの地域活動、家事などを調整しながら活動を行っていること、また活動には家族や職場の直接的、間接的なサポートがあることが確認された。 23年度は調査協力者を募るための活動を継続しながら、引き続き現役民生委員に対するインタビュー調査等を行い、学会発表、論文化の準備を進める。また23年度以降実施する、民生委員の家族に対する調査のための協力者も募る予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、予定よりもインタビュー件数は少ない。
|
今後の研究の推進方策 |
インタビュー協力者を今後も募る予定である。民生委員の会合等に出席し、研究の趣旨説明と調査協力の依頼を直接行う。23年度は6名程度のインタビューの実施、会合などへの出席、職場見学なども行う。23年度後半からは得られたデータの分析を進め、24年度前期の学会発表、論文投稿の準備を進める。 また、民生委員の家族や同僚などの協力者を募り、可能であれば並行してインタビュー調査を行う。
|