研究課題/領域番号 |
22K02052
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 京都橘大学 |
研究代表者 |
菅沼 一平 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (80762228)
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研究分担者 |
岡田 進一 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (20291601)
中西 亜紀 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (30453137)
小川 敬之 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (50331153)
上城 憲司 宝塚医療大学, 和歌山保健医療学部, 教授 (90454941)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 認知症 / 家族介護者 / 介護対応力 / 尺度開発 / 介護力評価尺度 / 介護力 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,在宅で 認知症の人を介護する家族主介護者の心理面と生活状況を包括的に評価する「介護力評価尺度」を開発する.現代社会において家族主介護者が抱えている問題(遠距離介護,ダブルケアなど)を調査したうえで尺度開発をすすめ,家族主介護者の介護力を数値,レーダーチャートとして可視化する.
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研究実績の概要 |
【研究目的】 認知症の人を介護する家族介護者の「介護対応力」を構成する要素を吟味し,質問紙による評価尺度を開発することを目的とした. 【結果】 介護対応力試作版を作成し,259名の家族介護者に配布した.156部が回収され(回収率60.2%),150名が分析対象となった.探索的因子分析の結果,構成因子と質問項目数は,第1因子「肯定的感情と意識」9項目,第2因子「相談相手の有無と家族の支え」6項目,第3因子「介護負担とコーピングスキル」6項目,第4因子「認知症リテラシー」3項目,第5因子「関わりと感情のコントロール」3項目の5因子27項目であった.尺度全体のCronbachα信頼性係数は0.892であった.確認的因子分析のモデル適合度は,CFI=0.905,RMSEA=0.072であった. 【意義】 本尺度にて,介護対応力を測定することで,介護者への支援の方策を講じ,適切な介入を可能なものにすると考える.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の尺度開発に際し,妥当性と信頼性は検証され,論文投稿にて査読中である.
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今後の研究の推進方策 |
データ収集と分析は終えており,投稿中の論文アクセプト後に「研究Ⅱ介護対応力評価尺度における抑うつとの関連とカットオフ値の検討」「研究Ⅲ認知症の人の家族介護者の抑うつとBPSD,介護対応力との関連」を投稿する予定である.
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