研究課題/領域番号 |
22K02121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
池本 真二 聖徳大学, 人間栄養学部, 教授 (10176117)
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研究分担者 |
松本 麻衣 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部, 研究員 (10723661)
畑本 陽一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 研究員 (90738832)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ソーシャルメディア / 栄養情報 / 食事 / 食行動 / 食育媒体 / 健康リテラシー |
研究開始時の研究の概要 |
社会におけるデジタル化が進む中、食育媒体としてのソーシャルメディア系サービス/アプリ(SM/SNS)の活用が期待されている。しかし、食育媒体として使用する際に必要不可欠とされる提供情報の質の評価及び利用者の特徴については把握されていない。 そこで、本研究では、デジタルツールを活用した効果的な食育方法の提案を目指し、「①日本で最も利用されている5つのSM/SNS媒体で提供されている栄養情報の質を評価、ランク付けすると共に、②SM/SNSの利用頻度が高い10代から40代までの男女を対象に、ランク付けされたSM/SNSの利用状況と利用者の健康リテラシー構成要素等との関連を解明する。
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研究実績の概要 |
初年度となる令和4年度は、①調査に用いる調査票の準備ならびに②倫理審査、③ソーシャルメディア系サービス/アプリで栄養に関する情報を取得する準備を実施した。 ①調査票の準備:生活スタイルの質問票を確定すべく、ソーシャルメディアに関する先行研究を検索し、得られた文献から、ソーシャルメディア系サービス/アプリの利用状況及び食行動・態度の評価方法を確認した。また、ソーシャルメディアに関する先行研究から、関連する可能性のある要因を把握し、それらを含めた調査票を完成させた。 ②倫理審査:調査票の確定に伴い、倫理審査を聖徳大学ヒューマンスタディに関する倫理審査委員会ならびに国立健康・栄養研究所研究倫理審査委員会に提出し、承認を得た。 ③ソーシャルメディア系サービス/アプリで栄養に関する情報を取得する準備:ソーシャルメディア系サービス/アプリで栄養に関する情報を取得するために、Webにおいて、現在よく検索されている栄養情報のキーワードを抽出し、「ダイエット」等の単語が最上位として挙がってきた。そのため、「ダイエット」に関する情報がどの程度流布しているか、ならびに流布している情報の発信者および内容、その質等を把握することを目的に、SNSの情報を習得するための検索式を確立し、情報取得の準備を進めた。さらに、SNSの情報の質を把握するために、DISERN、Global Quality Score、JAMA benchmarksスコアの評価方法について、先行研究を検索すると共に、標準化するための評価方法の確立に対する準備を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
次年度の調査実施に向けて、倫理審査・調査準備ともに順調に進んでいる。 また、SNSにおける栄養情報として確認すべき内容の特定も進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度5月下旬~7月での調査実施を目標に、調査地域の担当者(研究協力者)とミーティング等を通して、研究体制を整えていくことを予定している。
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