研究課題/領域番号 |
22K02172
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 静岡県立大学短期大学部 |
研究代表者 |
仲井 雪絵 静岡県立大学短期大学部, 短期大学部, 教授 (70284073)
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研究分担者 |
森野 智子 静岡県立大学短期大学部, 短期大学部, 講師 (20582703)
長谷 由紀子 静岡県立大学短期大学部, 短期大学部, 准教授 (30835088)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 成人齲蝕 / 初期齲蝕病変 / 重症化予防 / 口腔機能 / 口腔内環境 / NCDs / コモンリスクファクター |
研究開始時の研究の概要 |
医療と介護を一体的に包含する全世代型予防策の構築は,少子高齢化が急速に進行するアジア諸国にとって共通の重要課題である。特に最大の死因である非感染性疾患(生活習慣病; NCDs)は,新型コロナ感染拡大下においては肺炎を重症化させる一大要因でもある。 この研究によって口腔機能の低下とNCDsとの関連性を検証し,有効な予防方法の開発につなげたい。またコロナ禍のニューノーマルな生活様式が口腔疾患,口腔機能低下,NCDs発症に及ぼす影響を解析する。
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研究実績の概要 |
COVID-19の世界的パンデミックがもたらした長期間のマスク着用生活による口腔内環境ならびに口腔機能への悪影響が懸念される。文献によると,口腔機能低下症に関連する複数の指標の中で将来の要介護状態の発生に対して最も強い関連を示したのは現在歯数である。現在歯数を決定する「歯の喪失」は,外出することを躊躇させ,他人との会話ならびに会食も控えることにつながり,うつ傾向を高め,オーラルフレイルおよびフレイルに影響すると考えられる。歯を喪失する主要因は齲蝕と歯周疾患である。最近の世界疾病負荷研究(Global Burden of Disease Studies)によると,369種類の傷病の中で有病者ランキング1位は「永久歯齲蝕(未処置)」,また小児における第1位は「乳歯齲蝕(未処置)」であった。齲蝕はいまだ世界的に有病者が多く,個人や社会に大きな経済負担をもたらしている。またわが国における令和4年度歯科疾患実態調査の結果によると,小児を含む若年層において齲蝕有病者率が年々減少しているが,中年以降ではむしろ増加している。平成28年度調査までと比べて成人の齲蝕有病者率はさらに増加している。にもかかわらず,成人期の齲蝕に関する臨床研究は散見するに過ぎない。成人期における齲蝕の発症予防ならびに重症化予防を行うことにより,高齢期の口腔機能維持に貢献できると考える。 本年度は初診時に計画された齲蝕治療ならびに歯周病治療が終了した後,予防目的で継続的に歯科受診した20~80歳の成人患者の初期齲蝕病変に着目し記述統計学的分析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和5年度は大学基準協会による認証評価を所属機関が受審した。自身が執行部の役職に就いていたため,やむを得ず長期の間その責務を優先し多くのエフォートを注力せざるを得なかった。そのため受審が終わるまで研究の進度は遅滞傾向であったが,年度の終盤にある程度挽回することができた。
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今後の研究の推進方策 |
本年度抽出した初期齲蝕病変の経時的変化を口腔内の部位別,年齢別に縦断的に調査する予定である。
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