研究課題
基盤研究(C)
超高齢社会を迎え、健康寿命の延伸や生活の質の向上が強く求められる昨今、そこには生活習慣の改善、とりわけ食事や運動の貢献が期待されている。食品の機能性がもたらす生体変化はわずかであり、いかに検出し、評価するかが課題となるが、近年、ゲノムの転写産物のうち、かつてはジャンクと考えられていたnon-coding RNA(ncRNA)の中にも機能性を持つものがあることが示されるようになり、トランスクリプトミクスの新側面を捉えることが可能となった。本研究は、食品の機能性評価にncRNAの解析を導入し、より広範な総合解析へと発展させ、新たな機能性解明に導くことを目指すものである。