研究課題/領域番号 |
22K02209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山岸 利次 長崎大学, 教育学部, 准教授 (50352373)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 能力 / 発達 / 子どもの権利 / 教育法と教育哲学・教育思想史 / 教育法概念への教育思想(史)的アプローチ / 法概念としての教育関連語彙 / 教育法の条理解釈 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は教育法に書き込まれた教育に関わる概念を、教育思想(史)の観点から検討し、教育条理に基づく解釈を構築するための学的基盤を構築することを目的とする。そして、教育人権を保障するための教育がいかなるものであるのかにつき、マクロ的には教育制度・政策論、ミクロ的には裁判や第三者委員会等の教育紛争や現場における学校づくり等に参照されるべき法解釈を提示することを目指すものである。
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研究実績の概要 |
今年度は、大別してして2つの研究を行った。 第1に、教育法概念に対する原理論的アプローチである。具体的には「能力」「発達」という両概念に着目し、その解釈の刷新の可能性を検討した。前者については「能力」を「ケイパビリティ(capabirity)」と押さえてうえで、本概念が教育法解釈にいかなるインパクトを与えうるかについて考察するための基礎作業を行った。後者については、ヴィゴツキーないしはヴィゴツキーに依拠する「関係的発達論」について検討し、発達を個人に閉じたものではなく関係において生じるものとして把握した場合の、教育法的含意について検討に着手した。 第2に、現代の教育(法)状況についての理論的・実践的応答である。こども基本法の制定・施行は教育(法)状況に少なからずインパクトを与えるものである。この点につき、「子どもの権利論」の観点から検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
教育法の基礎概念の検討のための論点が確定しつつあるため。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、研究の中間総括としての成果を公表する予定である。
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