本研究は、精神疾患で病気休職に至った公立学校教員(主に小学校で教諭職にある者を扱う。以下、教員とする)に着目し、学校と教育行政による復職支援の現状と課題を明らかにすること、そして、包括的な復職支援モデルの構築を図ることを目的としている。 教員の休職をめぐる過程に関しては、(A)休職前=予防段階、(B)休職中=復職に向けた支援が求められる段階、(C)職場復帰後=継続支援を行い再発を防止する段階、以上の3つの段階がある。本研究では、文献研究に加えて校長等の学校関係者や教育行政関係者等へのインタビュー調査・質問紙調査を行うことによって復職支援の現状と課題を追究する。
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