研究課題/領域番号 |
22K02304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
隼瀬 悠里 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (90611773)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | フィンランド / 教師教育 / コンピテンシー |
研究開始時の研究の概要 |
21世紀になり、VUCAと称される不確実で予測不可能社会を生きていくため、コンピテンシーに基づく教育改革に多くの国が取り組んでいる。本研究では、早くからコンピテンシーを重視した教育に取り組み、新教育課程では汎用的コンピテンシーの育成を掲げ、それに合わせて教師に必要なコンピテンシーも策定し、全体的な教師教育改革に着手しているフィンランドを対象とする。教師教育改革の根底にある理論的枠組みも踏まえ、教師教育者育成まで含む教師教育システム全体で取り組まれている先駆的な実践について、その実践的意義と課題を明らかにしていく。
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研究実績の概要 |
当該年度はユバスキュラ大学のKati Keski-Maenpaa(aはウムラウト)氏との研究交流を行った。氏は、長年小学校教員として勤務した後に、大学教員として教員養成の場で働いており、実際の学校現場の事情にも精通している。氏とは、ユバスキュラ大学との国際交流協定校である金沢大学における氏の講演に参加する他、個人的に話を伺うなどした。 2016年から実施されている新カリキュラムでは、汎用的コンピテンシーが協調されており、教員にもプロジェクトベースの授業を行うことが求められている。多くの教員にとって、こうした新カリキュラムへの対応は課題を伴うものであり、かなりの研修を要したという。このような状況の中で、教員養成の中で培うコンピテンシーとはどのようなものか、そして、それをいかにして育むかについて考えていくことが今後の課題をして挙げられており、これからの共同研究の可能性についても議論を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度は疾病とその治療で仕事を休んでいる期間もあり、ほとんど研究を進展することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
遅れを取り戻すべく、現地での教育調査等も含め進めていきたい。
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