研究課題/領域番号 |
22K02320
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
川口 洋誉 愛知工業大学, 工学部, 准教授 (60547983)
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研究分担者 |
笠井 尚 名城大学, 人間学部, 教授 (10233686)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 信頼できるサポーター / 図書館 / 学習支援・居場所づくり / 学習支援 / 子どもの貧困 / 読書支援 / エンパワメント / 公共図書館 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、貧困世帯の子どもへの学習支援の実践と公共・学校図書館との連携を通して、 子どものエンパワーを図る読書経験を支援する方法の開発をめざすことを目的とする。学校図書館や公共図書館での読書推進に関する知見を援用し、学習支援の現場で利用できるブックリストを開発する。その上で、子どもたちとブックリストを共有し、子どもにとって意義のある書籍を発見し、書籍を利用した活動を考案し、他の学習資源へ向かえるような働きかけを行う。開発された方法は、学習支援の現場とともに、学校図書館や公共図書館にフィードバックし、企画や取り組みに活かす。
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研究実績の概要 |
2023 年度瀬戸市学習・生活支援事業 (学習教室ピース)にて、学生サポーターが子どもたちに図書(絵本、図鑑、小説、写真集、 ガイドブック、大学パンフレットなど)を紹 介する取り組みを行なった。書籍については、学生が読んでみて子どもたちに勧めたいと思って持ち寄ったもののほか、研究代表者が委託金で購入したものもあり、一年間で10冊程度を取り上げることができた。図書紹介の手法としては、会場のホワイトボードでの情報提供(自己紹介、出身地紹介、今日は何の日、趣味・特技紹介など)の一環として行われた。 ホワイトボードに図書を置き、サポーターのおすすめポイントをホワイトボードに書いた。自己紹介や「今日は何の日」に合わせた図書の紹介が行われることもあった。 ホワイトボード前に図書を置いておくだけでは、子どもたちは図書に関心を示すことが少なかった。図書を紹介したサポーターが子どものところに行き、図書を勧めたり、学習の支援に付いているサポーターがホワイトボ ードのところまで子どもを連れて行き、一緒に図書を手にとることで、はじめて子ども 図書の出会いが生まれることがほとんどであ った。 サポーターを介して本と出会った子どもたちは、小学生を中心に、サポーターとの間で 本を通しての会話が進んでいる。はじめて知った事柄への驚きや疑問、さらには空想の話へと話題が広がることもある。しかし、週1回2時間という制約の中で、学習もしながら、 ゆっくり本を読み、サポーターとの対話に時 間をかけることが難しい場合が少なくない。 特に中高生については、学校の宿題や試験に 追われるなかでの時間の確保、興味・関心の 引きつけは容易ではなかったと感じた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年10月より名古屋市子どもの権利擁護委員に就いたため、そちらの活動に時間を割くことになり、計画通りの研究を遂行することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
瀬戸市での学習支援での本との出会いの企画実施を進めるとともに、公共図書館や学校図書館での図書紹介の実践を調査し、学習支援・居場所づくりでの本との 出会いの実践の有効な視点や手法を得る。
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