研究課題/領域番号 |
22K02327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
市川 桂 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (60754546)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 評価 / 学力 / 教員 / デンマーク / 口頭試験 |
研究開始時の研究の概要 |
デンマークでは、全国学力テストが導入および実施されている。中でも注目すべきは、9年生対象の義務教育修了試験が口頭試験を含めて行われているということである。子どもが義務教育の中で身につけるべき力として、他者とのコミュニケーションを通じて自らの考えを深めていくことを掲げ、解答がひとつではない課題に取り組む能力を測定するという実践は、これからの社会における学力テストの在り方をどのように考えるのかということについての指針となり得る。 本研究は、デンマークにおける学力テストの事例の背景にどのような学力観や評価観があるのかということ、および、学力測定の方法を明らかにするものである。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、デンマークの学力観および評価観について(1)評価に対するマインドセット、(2)教授学習の方法と学習成果の測定方法としての学力テスト、(3)教員に求められる役割、の3つの観点から考察し明らかにすることである。 令和4年度においては、特に(1)のマインドセットのうち、デンマークにおける評価の捉え方や考え方が日本やアメリカとは大きく異なる背景について、歴史や哲学をひもとき、実践と結び付けて考察した。 教育新聞に寄稿した記事(「北欧の教育最前線:成績表が存在しないデンマークの多様なテスト」2021/7/3付)をもとに、『北欧の教育再発見』という書籍(明石書店、2023年4月刊行)を分担執筆するなど、成果発表を行うことができた。 初年度の終わりには国際学会に参加し、評価についてのディスカッションを世界中から集まった研究者と行うことで、知見を深めることもできた。今後は、デンマークの教員養成課程の教授陣(UCNのPer Munch教授、UCLのPoul Kristensen教授、VIAのErik Juul准教授)および国立評価機関担当者(Primary and lower secondary division部局のLise Nielsen氏)へのインタビュー調査や、National Agency for Education and QualityのDivision for National Tests and Exams部局のBirte Iversen氏にインタビューを実施し、資料を入手する計画である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍の影響で研究期間を延長せざるを得なかった研究課題と並行して研究を行っていることによって、本研究に割ける時間が想定よりも少なくなったため。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度に引き続いて、評価に対するマインドセットについて検討していくとともに、義務教育修了試験においてなぜ口頭試験やグループ試験が重視されているか明らかにしていく計画である。
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