研究課題/領域番号 |
22K02328
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
藤田 あき美 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (50729506)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 科学コミュニケーション / ジェンダー / 宇宙科学 |
研究開始時の研究の概要 |
日本における科学技術分野の女性比率は他国と比べても極端に低い。日本社会に根付くジェンダーステレオタイプが女子の趣向から進学・キャリアの選択に至るまで影響を与えているようだ。よって、Tik TokやYouTube教育プラットフォームで、反ステレオタイプ的女性ロールモデルとの対談やストーリーを定期的に発信し、10代から親世代までのジェンダーステレオタイプに対する意識の変化を促し、その変化の継続性と10-20代女子の理系進学率を含めた追跡調査のためのプラットフォームを構築することを目指す。本研究は、理系分野に限らず全ての女性がステレオタイプから解放される、女性エンパワーメントの取り組みに貢献すると考える。
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研究実績の概要 |
ソーシャルメディアでの発信内容がジェンダー形成とジェンダーステレオタイプの定着に大きな影響を持つのであれば、メディアを通して、伝統的ジェンダーステレオタイプを軽減させ、反ジェンダーステレオタイプを定着させることも可能であると考える故、科学技術分野で活躍する、反ステレオタイプの女性ロールモデルのストーリーをソーシャルメディアで定期的に発信している。そして10代の若者から親世代までのジェンダーステレオタイプに対する意識の変容を測定することを目的としている。令和4年度は、反ステレオタイプの女性ロールモデルとの対談ををTiktokとYouTubeで5回発信した。題目は、東京大学物理学科馬場彩准教授との「宇宙はアツい」、国立天文台准教授林左絵子准教授との「宇宙の想いを馳せる」、東京大学総合文化研究科四本裕子教授との「脳がもたらす世界の歪み」、理化学研究所玉置まさ子との「睡眠で学習と仕事のパフォーマンスアップ」、信州大学機械システム工学科Arnold Solvi准教授との「AIとその未来」で、毎回60分の発信である。32万人強のフォロワーを持つプラットフォームでの発信であった故、およそ合計1万5千人の方々が視聴し、数百名が質疑応答に参加した。事前に、ジェンダーステレオタイプに対するアンケート(1000名強)を行っている。本研究の代表者も、反ステレオタイプの女性ロールモデルの一人として、TiktokやYouTubeなどのソーシャルメディアプラットフォームで定期的に、宇宙と物理に関するショート動画を発信し続けている。これまでの発信内容をまとめた本も出版した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
反ステレオタイプの女性ロールモデルとの対談よりも、本研究の代表者の発信のほうが再生回数は圧倒的に多い。反ステレオタイプの女性ロールモデルとの対談の発信法と内容を考え直す必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
反ステレオタイプの女性ロールモデルとの対談と本研究の代表者の発信を続ける。本年度最後に、事後アンケートをとり、10代の若者から親世代までのジェンダーステレオタイプに対する意識の変容を測定する。
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