研究課題/領域番号 |
22K02397
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
中川 智之 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (50462049)
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研究分担者 |
橋本 勇人 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (50341144)
尾内 一信 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (80351899)
末光 茂 社会福祉法人旭川荘(総合研究所特別研究部門), 特別研究部門, 所長 (80235837)
荻田 聡子 川崎医科大学, 医学部, 講師 (40309555)
荻野 真知子 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 助教 (60847945)
森本 寛訓 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 准教授 (40351960)
松本 優作 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (50826542)
星野 さくら 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 助教 (00910340)
坂本 圭 川崎医療福祉大学, 医療福祉マネジメント学部, 准教授 (80412253)
品川 佳満 大分県立看護科学大学, 看護学部, 准教授 (30347702)
入江 慶太 新見公立大学, 健康科学部, 講師 (10508972)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 病児保育室における実習 / 小児病棟における実習 / 医療的ケア児を対象とした実習 / 医療職との連携 / 保育者実習プログラム / 病児・病後児・医療的ケア児 |
研究開始時の研究の概要 |
①病棟保育・病児保育・保育所等での医療的ケア児保育における保育者に求められる専門性に関する調査、②養成校卒業後、病棟保育・病児保育に携わる卒業生への調査、③ラヒホイタヤを導入しているフィンランド調査を踏まえた医療的ケア児への保育における保育者等の役割の検討、④病棟保育・病児保育・保育所等における医療的ケア児保育をパッケージ化した保育者実習プログラムの開発、⑤開発した保育者実習プログラムの実施と評価、を行い、⑥①~⑤の調査結果を基盤とした、病児・病後児・医療的ケア児を含めた子どもと保護者の支援のできる保育者養成校全体のカリキュラムの開発・提案を行う。
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研究実績の概要 |
2022年度は、①通常の保育・幼児教育に加え、病児・発達障害児などあらゆる子どもの保育を目指し学校法人川崎学園において実施されてきた実習(病児保育・病棟保育含む)について整理し発表するとともに、②病児・医療的ケア児を対象とした計5日間の実習を試行的に実施した。 ①としては、現在の川崎医療福祉大学子ども医療福祉学科の前身となる平成17年4月に開設された川崎医療短期大学医療保育科(3年制)において取り組まれてきた病児・発達障害児等を対象とした実習について整理・発表した。実習施設の病院としては、学園内の川崎医科大学附属病院医療保育室に加え、全国の有名病院の協力を得て病児・病後児への保育を学ぶ実習を実施してきた。病児保育室における実習では、病児のバイタルチェック、ウイルス等への感染対策下における保育、医師・看護師との連携等に関する学修を進めていた。小児病棟における実習では、入院による治療が必要な病児を対象として、ベッドサイドにおける働きかけや、病棟に隣接するプレイルームにおける行動制限のある病児に対する保育、病児に付き添う保護者への対応等について学修していた。 ②としては、上記に示したような病児保育室と小児病棟での実習(3日間)に、医療的ケア児が在籍する保育所での実習(2日間)を加えた計5日間を試行的に実施した。保育所では、保育士と常勤する看護師が協働して実践している保育場面における医療的ケアを見学し、それらのケアを受ける園児への保育、ならびに保護者のサポートについて学修した。今後、実習生及び実習担当者への聞き取り調査を進め、事前・事後指導を含めたより学修効果の高い実習形態・実習指導について検討していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ下における状況や実習施設における担当者の状況により、聞き取り調査が当初予定していたほど進めることができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度においては、上に示した実習担当者への聞き取り調査や実習を終えた学生及び卒業生への調査を実施し、事前・事後指導を含めた実習・実習指導について検討するとともに、フィンランドのラヒホイタヤに関する視察・調査を実施する予定である。
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