研究課題/領域番号 |
22K02404
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
真鍋 健 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10611197)
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研究分担者 |
任 龍在 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10614604)
細川 かおり 千葉大学, 教育学部, 教授 (50259199)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 大人しい幼児 / 肢体不自由児 / 気持ちの揺れ動き / 情動調整 / 情動・情動調整 / 保育者の援助・工夫 / インクルーシブ保育 / 外向性・内向性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではまず保育現場における「大人しい」障害幼児の実態と保育者の認識・対応の現状を明らかにする。このためにまず、保育者に対する聞き取り調査として「質問紙調査」ならびに「インタビュー調査」を行う。その後(または並行して)実際の園に出向き、該当する幼児について年間を通した行動観察を行い、その実態と子どもたちに寄り添う保育者の生の声・姿に接近する。その後、調査で明らかにされた結果や国内外の先行調査・支援モデルなどとの照合を行い、生活や遊びの専門家だからこそ、寄り添い、行うことができる支援モデルを開発し、その効果について検証を行う。
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研究実績の概要 |
本研究では、「行動面で目立ち、大人にそのニーズが認められやすい幼児」ではない幼児、つまり一見すると大人からは「おとなしい」と認識されやすい幼児の実態と保育者らによる支援の現状を明らかにすることを目的としている。 研究2年目の本年度では、本調査に向けた情報収集として実施したパイロットケースについての知見をまとめ、質問紙の作成・配布等を予定していたが、質問紙の実行は翌年度に実施することとした。パイロットケースにおいては、特に肢体不自由のある幼児を中心に事例をまとめていった。対象幼児-支援員との関係が近いことが多い、肢体不自由児においては、クラスの活動進行のスピードと本人の活動遂行のスピードとにギャップが生じやすい状況下で、幼児の気持ち(の揺れ動き)に寄り添う支援者の営みに影響が及んでいる可能性等が浮かび上がった。前年度の段階で、質問紙調査の内容について、①保育者が考える「おとなしい」という姿の詳細、②おとなしい幼児に対する援助の必要性などの内容を含めることとしていたが、事例検討の成果を踏まえ、改めて質問紙調査の方向性と具体的内容の検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
質問紙調査の実施が大幅に遅れたため。
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今後の研究の推進方策 |
固められた質問紙調査の方向性と具体的内容をもとに、質問紙の配布を行う予定である。追加のフィールド調査を進めるが、絞られた園での参与観察を行うか、複数園でのインタビューをメインとするかは、状況に応じて実施していく。
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