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早産低出生体重児の運動障害と生活習慣病予防に向けた運動指導・運動療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K02415
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関北里大学

研究代表者

横山 美佐子  北里大学, 医療衛生学部, 講師 (70439149)

研究分担者 田久保 憲行  順天堂大学, 医学部, 准教授 (20306583)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード低出生体重児 / 肥満度 / 新体力テスト / 体組成 / 早産児 / 運動能力 / 早産低出生体重児 / 生活習慣病 / 運動障害 / 小児 / 運動療法
研究開始時の研究の概要

医学の進歩により、低出生体重児が右肩上がりに増加している。そのうち早産低出生体重児は、筋肉量の減少や体脂肪率の増加などが生じることや運動障害のリスクや生活習慣病リスクとの関連が報告されている。一方、筋組織の発達にとって最も重要なのは、多様な運動による骨格筋への負荷である。しかしながら、未だ早産低出生体重児の筋肉量や体脂肪率などの体組成、血管の状態や運動能力は明確にされていない。
本研究の目的は、早産低出生体重児の修正月齢における運動発達の状況と小学生になった児の体組成・血管内皮機能・運動能力を明確にすることで、早産低出生体重児に対する早期からの新しい運動指導・運動療法を確立することである。

研究実績の概要

2023年度は、5月に新型コロナウィルス感染症が5類に変更されたが、小学校の外部機関の受け入れが厳しく、既存の新体力テストおよび体組成データと出生時体重のデータから「低出生体重児の学童期における体格と運動能力の特性について」分析した。
【背景・目的】現在、少子化問題が広く知られているが、その一方で低出生体重児の出生率は増加している。低出生体重児の特徴として成人期の肥満や持久力の低下が報告されている。しかしながら、学童期における体格や肥満度、運動機能に関する報告は極めて少ない。そこで、本研究の目的は低出生体重児の学童期における体格や運動能力の特性を明らかにすることとした。
【方法】A小学校の6歳から12歳の児を対象とした。測定項目は身長、体重、肥満度及び新体力テストの各項目とし、年齢、性別毎に正規化したデータを用いた。また、出生時体重を聴取した。正出生体重児、低出生体重児および極低出生体重児の三群に分けて比較検討した。
【結果】極低出生体重児群(n=2)は、正出生体重児群(n=161)に比べ、身長、体重、新体力テストの項目は長座体前屈を除き低値を示し、肥満度は高値であった。低出生体重児群(n=7)は正出生体重児群に比べ、身長、体重、肥満度は低値を示したが、新体力テストは握力以外高値を示した。
【考察・結語】極低出生体重児は、出生時からの運動制限や環境要因の影響で学童期から肥満があり運動能力は低いと考えられた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2023年度は、5月に新型コロナウィルス感染症が5類に変更されたが、小学校の外部機関の受け入れが厳しく、データ収集ができなかった。
しかし、関係小学校との連絡を再開している。

今後の研究の推進方策

今年度から協力小学校との連携を再開または新規構築する予定である。現在、研究倫理委員会の申請準備中である。今年度から新体力テストのデータ収集と協力の得られた小学校での体組成測定および、出生時体重のアンケート調査を実施予定である。さらに、協力の得られた子どもに対して、血管内皮機能の測定や基礎代謝等の測定も実施予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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