研究課題/領域番号 |
22K02424
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
鈴木 佳奈 広島国際大学, 健康科学部, 准教授 (20443252)
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研究分担者 |
大島 聖美 茨城大学, 人文社会科学部, 准教授 (00710089)
西村 太志 広島国際大学, 健康科学部, 教授 (30368823)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | チーム育児 / 親チームの成長 / 夫婦の協働 / コミュニケーション / パネル調査 / インタビュー調査 / ペアデータ / 親チームの成長過程 / 子どもからの働きかけ |
研究開始時の研究の概要 |
近年の共働き世帯の増加に伴い、家庭内での育児は、夫婦ふたりが役割分担・協働して行う「チーム育児」へと変化しつつある。その過渡期において、個々の夫婦がより効率的な育児の実践に向けて、模索や試行錯誤を続けている現状がある。本研究では、協働して育児を行う「親チーム」が、子育て経験を通してどのようにチームとして成長をするのかを解明することを目指す。子育て夫婦への複数回の追跡調査により、親チームの成長過程を子どもの年齢段階と併せて可視化する。同時に、インタビュー調査も併用して、親チームの成長に対して子どもからの働きかけが及ぼす具体的影響も明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,未就学児を持つ子育て夫婦に対するパネル調査およびインタビュー調査を通して,親チームの成長過程を子どもの年齢段階と併せて可視化するとともに,親チームの成長に対する子どもからの働きかけを明らかにすることである。 2023年度は(1)既存データの再分析と(2)本プロジェクトでの調査に向けての文献調査を行なった。 1. 既存データの再分析:過去の研究プロジェクトで収集した未就学児を持つ夫婦への質問紙調査のデータについて,二者の協働の基礎となるコミュニケーションの面から再分析を行った。家事育児分担割合,パートナーとの会話時間,妻から夫への促進行動と批判行動のいずれも,夫と妻の評価がある程度類似していることが確認された。一方で,これらの変数を組み合わせたマルチレベル分析では,妻の促進行動・批判行動に強く影響を与える要因を特定することはできなかった。本調査に向けて,調査する要因をさらに精査する必要性が見えてきた。 2. 文献調査:夫婦のコミュニケーションの様態に焦点を当てた先行研究を参考に本研究での調査デザインを検討したが,本研究で指向する (a) 夫と妻のペアデータを取ること,(b) 夫婦間のコミュニケーションに子どもからの働きかけ要因を組み込むこと,(c) 子どもの小学校入学前後における夫婦のコミュニケーションの変化を捉えること,の3条件を満たすパネル調査を実施する困難に直面した。次年度には,最初からパネル調査を行うのではなく,まず少人数夫婦へのインタビュー調査を行って,関連する要因を絞り込む必要があると考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究で指向する (a) 夫と妻のペアデータを取ること,(b) 夫婦間のコミュニケーションに子どもからの働きかけ要因を組み込むこと,(c) 子どもの小学校入学前後における夫婦のコミュニケーションの変化を捉えること,の3条件を満たすパネル調査を実施するのが困難であることが判明したため。まずは少人数夫婦へのインタビュー調査を行うことを検討する。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度7月ごろに,今年度に小学校に入学した子どもを持つ親を対象に,小学校入学前後での夫婦間・親子間コミュニケーションの変化について聞き取り調査する。その結果を元に,24年度1月ごろと25年度6月ごろの2回のパネル調査実施の可能性を検討する。
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