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暴力的映像の平和教育利用における子どもの視聴ガイドライン開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K02434
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関島根大学

研究代表者

佐藤 鮎美  島根大学, 学術研究院人間科学系, 講師 (90638181)

研究分担者 縄手 雅彦  島根大学, 学術研究院理工学系, 教授 (10198400)
石川 隆行  宇都宮大学, 共同教育学部, 准教授 (50342093)
井出 明  金沢大学, GS教育系, 教授 (80341585)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード暴力的映像視聴 / PTSD様の情報回避行動 / メディア視聴 / 平和教育 / 子ども / 暴力的映像
研究開始時の研究の概要

実験および質問紙調査等により、暴力的映像が幼い子どもにネガティブな効果をもたらす要因を特定し予防することで,教育的効果の高い視聴方法を検討する。これらの研究結果から暴力的視聴のリスクをまとめることで,教育において戦争映像のような暴力映像メディア視聴を行う際のガイドラインの作成を試みる。

研究実績の概要

本研究は、戦争についての動画資料のような暴力的映像が幼い子どもにネガティブな効果をもたらす要因を特定し予防することで、教育的効果の高い視聴方法を検討することを目的としている。1年目には、大人を対象とした質問紙研究により暴力的映像視聴がPTSD様の情報回避をもたらす条件を検討し、2年目には、未就学児を対象とした実験により暴力的解決の有用性認知の生起要因を検討し、3年目には、大人を対象とした実験を行い、ガイドライン作成を試みる予定であった。
2022年には、暴力的映像視聴がPTSD様の情報回避をもたらす条件を検討するため、大人を対象にした質問紙によりその体験を広く収集し、その共通因子(内容要因・状況要因)を探った。大学生を対象に質問紙調査を実施することで暴力的な映像視聴によってPTSD様の情報回避行動が見られるようになった体験を大学生を対象とした質問紙調査により収集した。その際に、視聴内容および視聴状況についても詳細を求め、テキストマイニングなどの解析手法により要因(内容要因・状況要因)を抽出した。さらに、気質やPTSD様症状の程度についても尺度評定値を収集し、他要因との関連を検討した。
2023年度は、2022年に収集した質問紙のデータ分析をさらに進めることに注力した。なぜならば、2023年度は、研究代表者が育児休業中であったため、代表者が主となって行う実験等の新たな研究を進めることが難しかったためである。そこで、全体の計画を1年間ずつ遅らせることを決定した。ただし、研究分担者による資料収集や刺激作成などは予定通り遂行した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者が妊娠・出産のため、産休・育休を取得した。所属大学の規定上、産休・育休中は科学研究費を使用することができないため、研究を実施することができなかった。

今後の研究の推進方策

代表者が前年度育児休業を取得したことから、当初2年目に実施予定であった、未就学児を対象とした実験を3年目に実施する。さらに、当初3年目に予定していた大人を対象とした実験のための資料収集についても、2年目3年目にかけて行い、当初3年目に実施予定であった大人対象の実験を4年目に実施する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 他者表情と文化的自己観が意思決定に及ぼす影響:オンラインコミュニケーション場面における検討2023

    • 著者名/発表者名
      黒星 きらら, マナロ エマニュエル, 高橋 哲也, 佐藤 鮎美
    • 雑誌名

      認知科学

      巻: 30 号: 3 ページ: 327-339

    • DOI

      10.11225/cs.2023.034

    • ISSN
      1341-7924, 1881-5995
    • 年月日
      2023-09-01
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] ラウンドテーブル「子どもとデジタルのスマートな関係構築を目指して」2024

    • 著者名/発表者名
      佐藤賢輔、大久保圭介、佐藤鮎美、佐藤朝美
    • 学会等名
      日本発達心理学会第35回大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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