研究課題/領域番号 |
22K02443
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 星槎道都大学 |
研究代表者 |
吉澤 英里 星槎道都大学, 社会福祉学部, 准教授(移行) (80616029)
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研究分担者 |
鈴木 瞬 金沢大学, 学校教育系, 准教授 (00740937)
住野 好久 中国学園大学, 公私立大学の部局等, その他 (60243531)
長瀬 美子 大阪大谷大学, 教育学部, 教授 (50247889)
西垣 美穂子 明星大学, 教育学部, 准教授 (10584493)
横山 剛士 金沢大学, 学校教育系, 准教授 (30567904)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 放課後児童クラブ / チームワーク / 指導員 / チームワーク能力 |
研究開始時の研究の概要 |
放課後児童クラブではチームでの「育成支援」が重視されており、指導員のチームワークの質を高める研修プログラムの開発が求められている。そこで本研究では「放課後児童クラブのチームワークの質を高めるためには、どのような研修内容が良いのか」という問いを立て、以下の研究課題の解明を試みる。 課題1.指導員のチームワーク能力(個人レベル)を規定する要因の解明 課題2.放課後児童クラブにおけるチームワークの組織特性(組織レベル)の解明 課題3.放課後児童クラブにおけるチームワークの固有性の解明 課題4.放課後児童クラブのチームワークの質を高める研修プログラムの開発と効果測定
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研究実績の概要 |
課題1.指導員のチームワーク能力(個人レベル)を規定する要因の解明 について) 心理学や組織学においてチームワークの量的検討を行っているものは、大きく「行動的要素」「認知の在り方」「態度的特徴」に分けられる。令和5年度は、既に指導員向けのチームワーク尺度が開発されている「行動的要素」に加えて、もう一つの側面を追加で測定することを目指し準備を進めた。「行動的要素」の尺度であるチームワーク能力尺度は質問項目の多さという課題があるため、予備的検討として短縮版の試作を試みた(未発表)。今年度は追加の側面に関する項目および調査方法の検討を行った。 課題2.放課後児童クラブにおけるチームワークの組織特性(組織レベル)の解明 および課題3.放課後児童クラブにおけるチームワークの固有性の解明について)放課後児童クラブへのフィールドワークを行い、活動場面の観察ならびに指導員への聞き取りを行った。なお、地域スポーツクラブと保育園へのフィールドワークも計画しており、実施方法に関する検討を行った。 上記の課題に加えて、放課後児童クラブの現在の研究動向を把握するため、2022年度に発表された論文を対象に「学童保育」、「放課後」および「放課後児童クラブ」を検索語とした文献レビューを行った(未発表)。その結果、コロナ禍での保育実践、放課後児童クラブの制度、指導員の処遇、「気になる子」への対応、さらには放課後等デイサービスに関する報告・論文は多数発表されている一方、指導員のチームワークに言及したものは数点であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
放課後児童クラブへのフィールドワークは行われているが、地域スポーツクラブならびに保育園へのフィールドワークは準備に留まった。また、令和4年度に実施予定だった質問紙調査の調査方法や質問項目の検討に時間を要したため、令和5年度に延期された。
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今後の研究の推進方策 |
課題1について、令和5年度に実施予定であった調査を速やかに実行する。課題2および課題3について、既に実施している放課後児童クラブへのフィールドワークに加えて、地域スポーツクラブと保育園へのフィールドワークも行っていく。
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