研究課題/領域番号 |
22K02445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 和洋女子大学 |
研究代表者 |
二宮 祐子 和洋女子大学, 家政学部, 准教授 (80758269)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 医療的ケア児 / フィールドワーク / 地方自治体 / 比較分析 |
研究開始時の研究の概要 |
本年9月に施行された「医療的ケア児支援法」では、医療的ケア児の保育所等への受け入れと適切な対応を責務としているが、保育の量も質も十分ではない状態が続いている。 先行研究では事例分析が多かったが、申請者はフィールドワークをもとに、多様な相互作用や仲間関係の経験など、他機関では代替しにくい保育所特有の機能があることを見出してきた。本研究では、これまでの医療的ケア保育にかかわる実証研究を発展させ、様々な専門職の連携に着目して、フィールド間の比較分析を行う。 一連の研究を通じて、個々の事例を超えた理論構築がすすみ、医療的ケア児保育の質の向上につながるものと期待される。
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研究実績の概要 |
科研費若手研究(R1~3年度)でも調査協力をいただいた地方自治体の担当部署(M区保育課、H市保育幼稚園課、K市保育課など)において、医療的ケア児保育をささえる制度や運用方針に関するヒアリングと、「医療的ケア児保育実施要綱」などの行政文書の収集をすすめた。これらの作業により、医療的ケア児保育の基盤となる地方行政制度や実施体制に関するデータが収集された。これらをもとに、比較分析を行い、原著論文を作成し、日本社会福祉マネジメント学会の投稿した。日本保育学会で、K市での調査結果の報告をポスター発表にて行った(「公立保育園における医療的ケア児保育の事例研究:川崎市によるセンター園方式の検討」『日本保育学会第75回大会発表論文集』)。また、調査によって得られた知見は、保育士等キャリアアップ研修(東京都・川崎市)・喀痰吸引等研修(第3号研修)・居宅訪問型保育専門研修の他、保育士養成課程むけの教科書『子ども家庭支援論』(IKコーポレーション,2023年夏に発刊予定)においても反映された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査対象自治体におけるヒアリング等のフィールドワークは、予定どおり実施できた。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究についても、研究計画に変更なく進められる予定である。 現在、投稿中の論文は、学会からの要請に応じて加筆修正を行い、原著論文での採択をめざす。科研費若手研究(R1~3年度)「認可保育施設における医療的ケア児の子育て子育ち支援プログラムの開拓」から継続して行っているフィールドワークについても、引き続き、実施する。
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