研究課題/領域番号 |
22K02454
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 鈴鹿大学短期大学部 |
研究代表者 |
神谷 勇毅 鈴鹿大学短期大学部, こども学専攻 幼稚園教諭・保育士コース, 准教授 (00736001)
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研究分担者 |
みやざき 美栄 鈴鹿大学短期大学部, こども学専攻 幼稚園教諭・保育士コース, 准教授 (40817037)
田中 裕子 鈴鹿大学短期大学部, こども学専攻 幼稚園教諭・保育士コース, 助教 (20852312)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ICT保育・活用 / 電子紙芝居 / IoT保育・教育 / センシング / 幼児教育 / IoT / ICT |
研究開始時の研究の概要 |
視聴学型教材であることが多数を占めるICT教材について、IoT・センシング技術を組み合わせた体験型のIoT教材の開発提案を行うのが本研究の趣旨である。ICT教育利活用は最早当たり前となっているが、IoT教育利活用での事例は未だみることができない。Society5.0を考えると、現状のICT教育利活用のその先にIoT教育利活用が控えているのでは無いかと考える。体験型のICT教材は、幼児教育に限らず、本研究の成功を以て小・中・高校への新たな波及効果が期待できる。
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研究実績の概要 |
令和4年度は、電子紙芝居そのものを活用した読み聞かせ実践を現場園(2園)の協力を得て行った。この実践にあたり、先ずはこれまでの研究の積み重ねを基とした電子紙芝居の作成を行った。実践機会においては、準備、当日の実践の記録など研究分担者と協働で行い、スムーズに終えることができた。電子紙芝いにおいては、通常の絵本、紙芝居と比較してもプロジェクタを介し大きく映り、かつコンテンツ内に動きがある、サウンド(音)が鳴るなど、様々な仕掛けが入っているため、園児らは楽しんで読み聞かせ体験ができたようであった。このことから、保育にICTを活用することの可能性は十分にあると感じている。それと同時に、本研究が目指すセンシング教材とのコラボレーションによる幼児期の育ち、IoT保育、教育活用の可能性を感じた次第である。研究分担者が行った記録を後日検討したところでは、幼児の声が上がるタイミングや、物語に入り込んでいるなど、様々な効果があるという可能性まで示唆された。本試行については、まとめ論文、研究発表を令和5年度内に行うことを計画している。 研究についての報告は、電子情報通信学会教育工学研究会での論文投稿ならびに発表、日本教育工学会全国大会での論文投稿、発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の観点から、実践機会は2園に留まっており、思うような活動出来なかった状況にある。郵送調査においても令和4年度内に行う計画であったが、諸事情から行えていない。また、研究に必要となる備品についても、世界的な半導体不足の影響もあり未入手のものも出ている。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は三重県下全域の幼児教育施設に対し郵送でのアンケート調査を計画している。調査にあたっては、研究代表者の所属研究機関の研究倫理申請を経て行う。 併せて、本研究の心臓部を担う電子紙芝居へ連動するセンシング教材開発とその完成を目指す。同時に、学会研究会にも積極的に参加し、論文投稿および発表を繰り返していくとともに、査読論文での報告を視野に入れる。 研究チーム(代表者、分担者)3名がそれぞれ所属校を変わるが、オンラインでのミーティングなどを活用し、これまで通りの連携を行い研究にあたっていく。
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