研究課題/領域番号 |
22K02460
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
沢登 恵美 山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (50422689)
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研究分担者 |
後藤 美和 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任助教 (70327576)
小林 杏奈 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任助教 (10535595)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヘルスリテラシー / 小児 / ネフローゼ症候群 / 日本人 |
研究開始時の研究の概要 |
小児特発性ネフローゼ症候群は、7割程度が再発する慢性の腎疾患で、自宅検尿や再発予防、再発時の食事管理、ステロイド内服中の感染予防など、保護者は多くの生活管理を求められる。健康に関する意志決定に必要な力として、個人が健康や健康増進に対する情報活用力、ヘルスリテラシーが近年注目されている。日本人の小児ネフローゼ症候群の調査はまだ行われていない。今回、小児ネフローゼ症候群の治療管理中の保護者を取り巻く健康管理に関するヘルスリテラシーについて調査解析を行う。初期には山梨県内で調査を行い、その後全国組織に広めていく。さらにこの結果から、患者に提供すべき医療情報や教育コンテンツなどの作成まで実践していく。
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研究実績の概要 |
小児ネフローゼ症候群の家族は長期的に疾患に関連した健康管理という責任を期待される。近年の社会の問題で、核家族化による家庭の孤立により、子供の健康管理能力の低下が危惧される状況と言える。この問題に対する対策として、ヘルスリテラシー評価法を用いた研究を行うことで、慢性腎疾患を持つ現代社会の家族の健康管理に関する問題点を抽出することができると考えた。 患者や患者家族が疾患にどのように立ち向かうか、という健康に関する意志決定に必要な力として、個人が健康や健康増進に対する情報活用力、ヘルスリテラシーが近年注目されている。この分野の研究は、米国では2000年頃から始まっているが、我が国ではまだ検討は不十分な状態である。研究論文では、この数年、海外では小児全般、糖尿病や腫瘍性疾患、喘息、齲歯に関する家族に対するヘルスリテラシーの論文が多数報告されてきている。日本では、小児とその保護者、糖尿病成人、肥満度に与える親のヘルスリテラシー、子供の睡眠の質がある。 日本人小児ネフローゼ症候群などの小児腎疾患ではまだ行われていないため、今回評価ツールとして日本語で利用可能なHLS-14を使って機能的・相互作用的・批判的ヘルスリテラシーの3つの評価を行う。さらに疾患知識として小児ネフローゼ症候群の疾患や治療に関する設問を5~10問追加して調査する。 調査は無記名アンケートを用いる。プロトコルを設定し計画書を作成する。山梨大学の倫理委員会の承認を得る。2022年度末に倫理委員会の承認は得られた。 大学に通院中の対象者にアンケートを実践し、山梨県下の関連病院への協力を勧めていく予定としている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度は、プロトコル作成と倫理委員会への申請受理を目標としており、倫理委員会は承認を得た。協力病院は4つ選択して現在3つの協力が得られてきている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、アンケートを順次実施して、一定数が終了したところで解析検討をしていく。また、リテラシーに対応した疾患指導パンフレットを作成していく予定である。
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