研究課題/領域番号 |
22K02466
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
金 娟鏡 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (20709852)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 育児ネットワーク / 比較機能 / 自己 |
研究開始時の研究の概要 |
育児ネットワークの機能については、「支援」に留まらず、多面的に捉えていく必要がある。本研究では、育児ネットワークの「比較」機能に焦点を当て、「比較」が育児満足感に及ぼす影響過程とその応用の観点から、「子育て理解教育」に役立つ教材を考案・開発することを目的とする。本研究は「支援」以外の育児ネットワークの機能を「子育て理解教育」へ応用しようとする取り組みとして、将来親になりうる生徒・学生の子育てへの理解を促すことに貢献できる可能性を有するものである。
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研究実績の概要 |
本研究は、育児ネットワークが支援機能のみならず、「比較」機能をも有する(金,2007)ことに注目し、育児ネットワークの比較機能が母親役割満足感に及ぼす影響およびその応用可能性を明らかにしようとするものである。 当該年度(2022年度)は、母親が育児のどのような側面について、育児ネットワークの構成員と比較するようになるかを明らかにするため、育児の各側面に関する質問項目を選定することとした。そのため、日本保育学会第75回大会に参加し、関連情報を収集するとともに、国会図書館が所蔵する雑誌記事データベースを用いて、先行研究を精読し、育児の各側面に関する構成概念を整理した。これらに基づいて、幼児期の育児に関する5つの側面からなる26項目を選定した。具体的には、子どもの考えを受容し、子どもの心情に共感するといった「情緒的応答性」、食事・睡眠・清潔・衣服の着脱などの形成を促すといった「基本的生活習慣」、日常生活におけるマナーを教えるといった「しつけ」、できるだけ早い年齢のうちに子どもの能力を高めようとするといった「早期教育」、子どもを取り巻く人々との交流やつながりを作るといった「人間関係」を含む5つの側面である。次に、育児ネットワークの比較機能に影響を及ぼす要因について、先行研究を検討し、母親が育児ネットワークの構成員との関わりの中でどのように注意を向けているのか、自己の内外に注意を向ける程度との関連から検討をしていくこととした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
先行研究の整理を通して、育児の各側面に対する概念の検討や測定する項目を選定できたこと、次年度以降の質問紙調査の準備が整ったことから、おおむね順調に進んでいると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に作成した育児の各側面に加え、育児ネットワークの比較機能に影響を及ぼす要因に関する尺度項目を選定し、両者の関連について、質問紙調査によって具体的に検討していく予定である。
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