研究課題/領域番号 |
22K02502
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 横浜商科大学 |
研究代表者 |
田中 聖華 横浜商科大学, 商学部, 教授 (60563997)
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研究分担者 |
立野 貴之 玉川大学, リベラルアーツ学部, 准教授 (50564001)
清水 健太 松蔭大学, 公私立大学の部局等, 講師 (80648452)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | インターンシップ / キャリア形成 / ライフキャリア / 役割 / 自己概念 / 移行 |
研究開始時の研究の概要 |
文科省は大学に対して体系的なキャリア教育を求め、そこではインターンシップ(以下、IS)は重要課題となっている。申請者らの研究は、ISへの参加は学生の「役割」意識を高め、主体的行動を促す可能性を明らかにした。しかしながら、学生が得た「役割」意識が生涯を通じたライフキャリア形成に与える影響や、その過程の詳細は未だ明確ではない。本研究は学生期における「学生」役割充足が自己概念に効果を与え、「労働者」役割への意識移行や役割遂行行動を促進することを明らかにしたISを検討する。研究全体を5年とした詳細な分析と実践によって、新学習指導要領の「総合的な探究」におけるキャリ形成の実現を補填する成果も期待できる。
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研究実績の概要 |
文科省は大学に対して体系的なキャリア教育を求め、そこではインターンシップは重要課題となっている。申請者らの一連の研究では、インターンシップへの参加は学生の「役割」意識を高め、主体的行動を促す可能性があることを明らかにしてきた。しかしながら、学生が得た「役割」意識が生涯を通じたライフキャリア形成に与える影響や、その過程の詳細は未だ明確にはならなかった。本研究の目的は、学生期における「学生」役割充足が自己概念に効果を生み出し、「労働者」役割への意識移行や役割遂行行動を促進するインターンシップの実施方法を明らかにすることである。 まず、申請者が体系的にまとめたインターンシップの知見とキャリア論における「役割」移行に注目した文献整理を行った。また、学生を対象に追加調査を実施し、インターンシップの授業設計や以後の質問紙に反映している。同時に、インターンシップへの参加意識を促す前提行動として、産学協同による就業体験以外のプログラムにも注目した。これらの分析結果は、日本教育情報学会において発表を行った。現在は、実習経験の有無や正課授業と非正課授業でグループを分けて調査の準備を行っている。同時に初期社会人調査に先立ち、対象となる初期社会人(入社2~3年)に対しての調査内容の精査とその効果測定の準備を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナの影響もあり、当初の予定にあった学生を実習経験の有無や正課授業と非正課授業でグループを分けた授業は延期となったが、調査に関しては、オンラインを活用し当初の予定より、多くの人数からデータを得ることができた。また多くのデータが得られたことから、その結果を検討し、当初の調査をより研究課題にフィットする調査内容に改修することもできた。 今後は対面による授業や、実習に対する意識や不安内容のインタビューやフォーカスグループの議論が必要となる。
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今後の研究の推進方策 |
1年目の調査結果の検討を生かした改修調査用にて、追加調査を行う。同時に授業を50名程度のグループの数クラス程度で実施し授業内容の調査を行う。 この質的データに基づいて初期社会人への質問紙項目を作成し、インターンシップに関して必要な教育の検証をするため、初期社会人への予備調査を行う。これにより、今後1000名規模の調査を初期社会人対象に実施していく予定である。 学生と初期社会人への双方の調査結果をもとに、学生役割と労働者役割の移行の円滑さがライフキャリアの形成を促すことにインターンシップがどのように機能するのかを探求していく。
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