研究課題/領域番号 |
22K02535
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
渡邉 伸樹 関西学院大学, 教育学部, 教授 (10362584)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 数学力 / 非認知能力 / 実行機能 / fNIRS / 算数・数学教育 / 学校数学 / 幼小連携 / エビデンス / 実践モデル |
研究開始時の研究の概要 |
実践者による教材・教育内容の開発、実践、データ収集、評価、検証からのエビデンスの獲得が可能な「エビデンスに基づいた幼小連携数学教育実践モデル」の開発のために、 ①系統的な数学に関する具体的な教材開発、実践から幼児・児童の認知・非認知能力のデータ収集が可能であるかを明らかとする。②エビデンスをベースとした数学教育実践モデルを開発できることを明らかとする、とする。
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研究実績の概要 |
現在、数学(算数)教育においては、中学校以降の数学の学習のために、小学校における系統的な教育(本質的な教育)の充実が求められるだけではなく、全人教育として幼児期からの連続した非認知能力の育成も期待されている。このことは「よりよい社会や自らの人生を創り出していくこと」が算数科教育の目標の一つに設定されていることからもわかる(文部科学省、2018)。ただし実際には、これらが十分できていないのが実状である。 そこで、本研究では、現在の数学教育において喫緊の課題となっている、数学力、非認知能力の両方の育成を目指すため、幼小連携に着目し、実際に教育内容・教材を、エビデンスデータをもとに開発し、実践・改善した上で実践事例としてモデル化することから、数学力・非認知能力向上に関わるエビデンスに基づいた幼小連携数学教育実践モデルの開発を目的とする。本年度は、幼児と小学生を対象とした、数学力、非認知能力の教育内容及び、エビデンスの獲得方法を検討した。その結果、数学力においては計算(珠算・暗算)、非認知能力については実行機能に着目して、2chのfNIRS機器を利用してエビデンスを獲得して効果を評価する方法を実際に検討することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実際に、幼児・小学生を対象として、数学力・非認知能力について、fNIRSのデータにもとづき、エビデンスで評価できることを実際に検証できたため。
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今後の研究の推進方策 |
さらに具体的に、実践者による認知・非認知能力のデータにもとづく教材・教育内容の開発と実践・検証によるエビデンスの獲得といったエビデンスに基づいた幼小連携数学教育実践モデルの開発を検討する。
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